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花王がアイリスオーヤマのアイマスク販売差止めを申し立て アイリスオーヤマは「訴状届き次第、対応・検討する」

花王は9日、アイリスオーヤマのアイマスク4品が、ヘルスケアブランド「めぐりズム」を代表する“蒸気でホットアイマスク”の意匠権を侵害するとして、東京地方裁判所に対象商品の販売などの差止めを求める仮処分を2日に申し立てたと発表した。これに対しアイリスオーヤマは「現段階で訴状が届いていなく、届き次第内容を確認し会社としての対応を検討する」としている。

花王によると“蒸気でホットアイマスク”は、「現在までに“ホットアイマスク”という新たな市場を確立するに至った」と主張。「長い時間をかけて広く認知され、信頼を築いてきたホットアイマスク市場が、類似品によってその信頼を損なわれることを強く懸念している」とコメントした。

今回の対象商品は、アイリスオーヤマが販売する“モイスクル じんわりホットアイマスク”シリーズの無香料タイプとラベンダータイプ、それぞれ5枚入りと10枚入り。花王は1990年代から「めぐりズム」の技術開発をはじめ、2007年に“蒸気でホットアイマスク”を発売した。約40度の温かな蒸気で目と目もとを包み込む形態が特徴で、新たな目もとケアの提案を行ってきた。

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