
この連載は週に一度、「WWDJAPAN Digital」に掲載した記事から学生に読んでほしいものを厳選し、記者のコメント付きで紹介するものだ。今回はアパレル未経験の3人が立ち上げたブランドや2000年生まれのジュエリーデザイナーに迫るインタビューに加え、NFTを活用した新たなコスメブランドの動向を掘り下げる。ニュースの読み方を知るとともに、面接やビジネス会話のヒントになれば幸いだ。
【記事1】
アパレル業界“シロウト”3人で年商5億円
「クヌースマーフ」常識知らずの突破力
コロナ禍でバブル的に急増したEC主軸のアパレルブランドも、選別淘汰が進んでいる。生き残れるのは、強い個性を備えたブランドだけだ。IN Inc.が運営するEC主軸ブランド「クヌースマーフ(KNUTH MARF)」は設立(2021年11月)から1年で年商5億円に達するなど急成長を遂げた。アパレル業界未経験のコアメンバー3人が作る服と世界観は、既成概念に捉われない面白さがある。
IN Inc.のメンバー5人のうち、コアメンバーであるデザインディレクターのChiEmiは元保育士、クリエイティブディレクター和泉琴華の本職はイラストレーター。中井亮CEOは、吉本総合芸能学院で学び、本気で芸人を目指していた過去がある。「僕らが事業を始めたとき、それは今もかもしれませんが、アパレル業界の常識というものが全くなかったんです」と中井CEO。(全文はこちら)
【記者の解説】
【記事2】
Z世代が手掛けるジュエリー「リメルリック」
大学院生のデザイナーに聞くジェンダーに対する意識
ジュエリーブランド「リメルリック(REMELRIC)」は、“都市鉱山”と呼ばれる廃棄された携帯電話やPCなどから採取した金属を精製した“リファインメタル”やデッドストックの石を使用した環境に優しいブランドだ。日本大学大学院生のRENが手掛けるジュエリーは、男性、女性両方が着用できるジェンダーニュートラルなデザイン。カメラマンの川島小鳥が撮影したビジュアルには、ジュエリーを重ね付けした男性が登場している。ブランドのオンラインストアや「エル・ショップ(ELLE SHOP)」の他、ユナイテッドアローズ麻布台ヒルズ店でも販売をスタート。ファッションが大好きというデザイナーのRENは、ジュエリーをはじめ、ネイルやメイクまで日常的に楽しんでいる。Z世代の彼に、ブランドやジェンダーに対する意識について聞いた。(全文はこちら)
【記者の解説】
【記事3】
エスティローダーがNFTでファンと
商品を共創する「キキ ワールド」に投資
エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES以下、ELC)はこのほど、傘下の投資ファンド、ニュー インキュベーション ベンチャーズ(NEW INCUBATION VENTURES以下、NIV)を通じて、米コスメブランドの「キキ ワールド(KIKI WORLD)」に出資したことを発表した。「キキ ワールド」は23年5月に、会員と共同開発した剥がせるピールオフタイプのネイル“プリティ ネイル グラフィティ”(29ドル、約4437円)を発売した。独自のプラットフォームとブロックチェーンインフラを基盤に、Web3.0を駆使した会員システムを導入する。(全文はこちら)
【記者の解説】