ファッション
特集 パリ・コレクション2024-25年秋冬

“クロエ・ガール”と個性的なルックが席巻! 2024-25年秋冬パリ・コレクション海外バイヤー評

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2024-25年秋冬パリ・ファッション・ウイークが、2月26日~3月5日に行われた。今季は23年10月に新たなクリエイティブ・ディレクターとして「クロエ(CHLOE)」に加わったシェミナ・カマリ(Chemena Kamali)と、同じく12月に「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」に加わったショーン・マクギアー(Sean McGirr)が初コレクションを披露し、新鮮な息吹をもたらした。特に歴代のデザイナーたちが築き上げてきたブランドらしさを継承し、軽やかで自由なフェミニンさを表現した「クロエ」は好評で、“クロエ・ガール”の出現を予言するバイヤーも。

また、ミラノ・コレクションと同様に“クワイエット・ラグジュアリー”が進化しており、大胆にデフォルメされたシルエットやひねりのある装飾など、より個性的なアプローチも多かった。ここでは、海外の有力小売店のバイヤーが注目するトレンドと、マストアイテムを紹介する。(この記事は「WWDJAPAN」2024年3月18日号からの抜粋です)

ノードストローム

リッキー・デ・ソーレ=ウィメンズ・ファッション・ディレクター

シェミナ・カマリ新クリエイティブ・ディレクターによる初コレクションを披露した「クロエ」は、このブランドらしい自由な雰囲気やフェミニンさを表現していてとてもよかった。

ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のアルパカを用いたループニットや、「アレキサンダー・マックイーン」の極端なボリューム感でデフォルメしたローゲージニットなど、秋冬シーズンらしいコージーさがありつつ、正統派ではない冒険的なニットウエアが印象的だった。

全体として、抑制された美しさの“クワイエット・ラグジュアリー”をベースとしつつも、より個性的で遊び心のあるデザインが台頭していた。

マストアイテム

ボリューム感のあるコート、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のポケットトート、「クロエ」のブラウスと木製のクロッグ、「ミュウミュウ(MIU MIU)」の手袋、「シャネル(CHANEL)」のシアリングコート。

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