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連載 ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望

資生堂の「解析ツール」で専門店はどう変わる?

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【連載】ファッション業界人も知るべき今週のビューティ展望

ビューティ賢者が
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ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。資生堂がCESにも出展した解析ツールの話。

弓気田みずほ ユジェット代表・美容コーディネーター プロフィール

(ゆげた・みずほ)伊勢丹新宿本店化粧品バイヤーを経て独立。化粧品ブランドのショップ運営やプロモーション、顧客育成などのコンサルティングを行う。企業セミナーや講演も。メディアでは化粧品選びの指南役として幅広く活動中

【賢者が選んだ注目ニュース】

資生堂は、1月9〜12日に開催された世界最大のテクノロジー見本市「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)2024」に初出展した。美容法の習得と実践とをサポートするアプリ「ビューティー AR ナビゲーション」と、顔画像から将来の肌悩みを予測できるツールを展示し、会期4日間で700人を超える来場者を迎えた。同社は今後、これらの技術をビジネスへ早期に応用する。加えて、出展で得られたグローバルでのフィードバックを、体内、こころ、時間という3つの見えないものを可視化する研究に生かす。

今回「シセイドウ ビューティー ウエルネス(以下、SBW)」ブランドの下で発売された3ブランドは、いずれも肌だけでなくライフスタイルや体のコンディションに着目し、よりホリスティックな視点が際立つものとなった。資生堂は2030年に向けたビジョンに「パーソナルビューティウエルネスカンパニー」を掲げ、インナービューティ領域を強化することを発表している。「SBW」誕生はその大きな第一歩となる。

「美のアルゴリズム」の可能性

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