ビジネス

「グッチ」の親会社ケリング、NY5番街のビルを約1400億円で購入 トランプ・タワーの隣

グッチ(GUCCI)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などを擁するケリング(KERING)は、ニューヨーク5番街のビルを9億6300万ドル(約1425億円)で購入した。同ビルは5番街と東56丁目が交差する角地(715-717 フィフス・アベニュー)にあり、売り場面積はおよそ1万680㎡。現在は「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」と「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」が入居しているが、いずれも近隣に移転する予定となっている。なお、ケリング傘下のブランドで5番街に店舗があるのは、今回購入したビルと通りを挟んで隣に立つトランプ・タワーに出店している「グッチ」のみのため、将来的には同ビルにいずれかのブランドがオープンすることが予想される。

ケリングは最近、ほかにもパリのモンターニュ通りおよびカスティリオーネ通りにある不動産を購入。また、傘下である「ブシュロン(BOUCHERON)」のパリ旗艦店がある歴史的な邸宅と、東京・表参道の物件を所有している。

世界に冠たる高級ショッピングエリアの1つであるニューヨーク5番街の最近の動きとしては、2023年4月に「ティファニー(TIFFANY & CO.)」本店(ザ・ランドマーク店)がリニューアルオープンしたほか、「ショパール(CHOPARD)」「スワロフスキー(SWAROVSKI)」「シチズン(CITIZEN)」が出店。「シャネル(CHANEL)」のウオッチとファインジュエリーの専門店も近日中にオープンする予定で、「ロレックス(ROLEX)」は本社と店舗を兼ねた自社ビルを建設中だ。また、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は5番街旗艦店を改装するにあたり、以前「ナイキタウン(NIKETOWN)」があった場所に一時的に移転する。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。