ファッション
特集 2024年春夏 メンズ・リアルトレンド 第3回 / 全3回

「グラフペーパー」南貴之 ×「レショップ」金子恵治 敏腕ディレクターに聞く、“売れる商品”の作り方

無料で読める

南貴之率いる「グラフペーパー(GRAPHPAPER)」と金子恵治が創設メンバーの「レショップ(L’ECHOPPE)」は、2010年代に国内メンズ市場で確固たる地位を確立したセレクトショップだ。「グラフペーパー」は現在日本全国に5店舗を構え、オリジナルブランドは国内外のセレクトショップで扱われている。「レショップ」は東京・青山と渋谷に2店舗を持つ。両者共にセレクト業態としてはビジネス的な結果を残しているものの、南ディレクターと金子コンセプターは「トレンドは全く分からない」と口をそろえる。2人の提案が、なぜ幅広い男性に“売れる”のか。(この記事は「WWDJAPAN」2023年12月11日号からの抜粋で、無料会員登録で最後まで読めます。会員でない方は下の「0円」のボタンを押してください)

WWDJAPAN(以下、WWD):店を始めた経緯を教えてください。

南貴之(以下、南):“洋服と洋服以外のものを並列するキュレーション型のショップ”を目指して、2015年に立ち上げました。

金子恵治(以下、金子):最初はセレクトだけだったよね?

南:そうそう。あくまでショップをやりたかったから、主役は商品。スタッフが目立たないようにとコートを作ったら、「オリジナルブランドとして始めるなら、ぜひ展示会に呼んでください」と言ってくれる人も複数いて。じゃあやってみるかとオリジナルブランド「グラフペーパー」も始めました。

金子:「レショップ」も同じ2015年に、「グラフペーパー」の少し後にオープンしました。当時ベイクルーズを退職していたものの、同社の大先輩から「セレクトショップ黎明期のような、本当の服好きが通う店を作りたい」と声を掛けてもらいました。具体的なイメージはなかったけれど、「毎日の装いを彩る、惣菜屋のような店がいいよね」と話していました。

この続きを読むには…
残り2270⽂字, 画像2枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。