ファッション

「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」2015年春夏パリメンズ 現代のラグジュアリーストリートに欠かせない要素を凝縮

 「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」の2015年春夏コレクションは、ロンドンやミラノでも見られたネオ90年代のムードを、「ジバンシィ」ならではのゴスとテーラードを同居させてラグジュアリーに昇華した。モノトーンのテーラードジャケットの裾からインナーを少しだけ見せ、ワイドショーツとハイカットスニーカーを合わせるといったIラインを強調する90年代のリミックスレイヤードだ。メゾンならではの上質な素材と仕立てによって、品格漂うストリートスタイルにまとめている。モノトーンが中心だが、アクセントとして幅広のバンドやラインを随所に走らせた。

 リカルド・ティッシ流のラグジュアリーストリートには、90年代の着こなしを現代にブラッシュアップするキーディテールが随所に落とし込まれている。例えばオーバーサイズのトップスには、オーガンジーのように薄い素材を重ねることで、軽くてエレガントなレイヤードが一枚で完成。かつての重ね着は重みのあるグランジ感を漂わせていたが、現代ではよりクリーンな見た目と軽さが欠かせないポイントだ。それぞれの生地に異なるラインを走らせ、重ねていることを強調しつつ表情を豊かに見せている。トランスペアレントな素材は、重たくなりがちなレイヤードに軽さと抜け感を生み出すキーマテリアルになりそう。後半は、桜の花をプリントしてパールを散りばめたピースが相次ぐ。自然に着想したヘルシーなアイデアを盛り込むことで、強さの中に共感を誘う現代のラグジュアリーストリートを完成させた。

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2022年春夏速報第二弾は、注目の3大ムードを解説 日本から唯一現地入りしたビームスのリポートも

今週号は、日本からパリコレ入りしたおそらく唯一のショップ関係者であるビームスの戸田慎グローバル戦略部長によるパリコレダイアリーからスタート。来年本格始動する海外ビジネスのために渡航した戸田部長が目にしたパリコレ、展示会、パリの街並みをお伝えしつつ、そこから感じたこと、業界人がみんなで再考・共有すべきファッションへの想いを存分に語ってもらました。トラノイやプルミエール・クラスなどの現地展示会の雰囲気…

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