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ecフォースのスーパースタジオが渋谷ミヤシタパークにリアルなOMO店舗出店のワケ

SaaS型のEC基幹システム「ecフォース(ecforce)」を運営するスーパースタジオ(SUPER STUDIO)は7月15日、渋谷の「ミヤシタパーク」2階にリアル店舗「ザ・ストア(THE[ ]STORE)」をオープンする。同店舗は、「ecフォース」システムを中核にしたOMO(オンライン/オフラインの統合型)店舗で、システムから店舗什器、販売スタッフまでを一貫して提供する。D2Cブランドなどのネット専業ブランドに、サブリースのような形でサービス提供する。同店舗は、店内にAIカメラなども搭載しており、お客は値札の代わりにQRコードを読み込み、リンク先のECサイトで購入する。同社の林紘祐CEOは「CRMやデータ分析などのデジタルマーケティングのノウハウや知見を、そのまま生かせるリアル店舗を目指す。システムだけでなく販売員も含めて、当社がソリューションとして提供することで、ネット専業ブランドのリアル店舗出店のハードルをできるだけ下げた」という。

スーパースタジオは昨年6月に、三井不動産のCVCである31ヴェンチャーズ(31VENTURES)をリードインベスターに44億円を調達しており、両者で「次世代ECシステム」の確立を急ぐ考え。三井不動産のCVCの投資担当者である上窪洋平・主事は、「この店舗を軌道に乗せ、今後は都心のファッションビルや百貨店の催事、郊外の大型ショッピングモールなど、多彩なフォーマットの『ザ・ストア』業態を開発したい」と意気込む。三井不動産の所有する大型ショッピングセンターへの出店だけでなく、他の商業施設にも積極的に出店する考え。

7月15日は、まずは同社が運営するアパレルブランド「メクリ(MEQRI)」でオープンしている。

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