ファッション

デザイナーやスタイリストが太鼓判 ナチュールワインが飲める東京レストラン6選

 ホリデーシーズンを目前に、去年に比べて外出する機会が増えて、友人や仕事仲間と一緒に食事をする人も多いはず。ここでは自然な製造で、酸化防止剤が少ないことから、ここ数年注目されているナチュールワインにフォーカス。ファッション業界で活躍するワイン好きのスタイリストやデザイナー、ディレクターにナチュールワインが飲めるおすすめのお店を教えてもらった。

小川夢乃さん/スタイリスト
gnudi

 スタイリストの小川夢乃さんが「本当は教えたくない私のオアシス」と話すのは、外苑前に店を構える、6坪の小さなイタリアン食堂「ニューディー(gnudi)」。「料理からサーブまでワンオペでやっているお店ですが、いろいろな種類のワインを好みに合わせて出してくれたり、料理もその人のお腹の具合に合わせて小さなサイズにしてくれたり。一人飲みが大好きな私にとって最高の場所です」。おすすめは、店主の藤生拓実さんが実際にシチリアで食べたものを再現したカポナータや、小川さんも大好きだと話す唐揚げ。「イタリアンなのに唐揚げ?と思うかもしれませんが、フリットのようなふわふわとサクサクの衣がとてもおいしいです」。

住所:東京都渋谷区神宮前3-41-2 岡本ビル 1階
営業日:月〜金 17:00-24:00 土 15:00〜23:00
定休日:日、第2・第4月
TEL:03-6438-9392
instagram:@gnudi_gaienmae

三好良さん/ファッション・ディレクター
HUMAN NATURE

 ファッション・ディレクターの三好良さんが「ヒューマン ネイチャー(HUMAN NATURE)」と出合ったのは、店がまだオープンする前までさかのぼる。「知り合いの紹介でオーナーの高橋さんと出会いました。以前ディレクションをしていたブランドのナチュールワインのイベントに参加してもらったんです」。2015年にオープンし、2年前に兜町に店を構えた同店には、ワインのほかに、アート作品や本、アパレルなども置いている。音楽好きのオーナーによるミュージックセレクトや音響も魅力で、ワイン屋らしからぬ内装がいい空気感を演出する。「店では、店主のおすすめを飲めば間違いありません!毎月6本届くサブスクのお届けワインもお願いしています」。

住所:東京都中央区日本橋兜町9-5
営業日:月〜土 15:00-23:00、日 13:00〜18:00
TEL:03-6434-0535
instagram:@human_natureeeee

水谷優里さん/「アレッジ」ウィメンズデザイナー、「ジャスミン・ヴィンテージ」オーナー
LʼAtelier de Stand Bánh Mì

  「アレッジ」ウィメンズデザイナーであり、「ジャスミン・ヴィンテージ」オーナーも務める水谷優里さんが推薦するのは、今年の8月にオープンした「ラトリエ ドゥ スタンドバインミー(L’Atelier de Stand Bánh Mì)」。学芸大学でナチュラルワインとフレンチベースのベトナムレストランとして人気を博した「スタンドバインミー(Stand Bánh Mì)」の2店舗目。「ベトナム料理が好きな友だちが教えてくれて訪れたのがきっかけです。ご飯ももちろんおいしいですが、オーナーの瑛里さんこだわりの食器や内装も素敵」。20年以上前からナチュラルワインを取り扱っていたビストロ「メリメロ(Meli-Melo)」で修行をしていた店主の白井瑛里さんが選ぶ一本は、ヌクマム(魚醤)を使った料理などにも好相性だ。「出汁が効いた“生”米麺大山鷄フォーも欠かせませんが、クセのないレバーパテとたっぷりのハーブが入ったオリジナルのバインミーが大好きです」。

住所:東京都目黒区自由が丘1-3-21
営業日:月・木・金 18:00〜22:00、土・日 11:00〜15 :00/18:00〜22:00
定休日:火・水
TEL:03-6421-4036
instagram:@standbanhmi

村田晴信さん/「ハルノブムラタ」デザイナー
JULIA

 村田晴信「ハルノブムラタ(HARUNOBU MURATA)」デザイナーが通うのは、イノベーティブレストラン「ジュリア(JULIA)」。「初めて行った時、美しいコース料理の一連の流れに引かれました。以来イベントの終了時や、大切な時に足を運んでいます」。四季折々の料理が楽しめる全10〜12皿のコースは、主にオーナー夫婦の地元である茨城の食材を使用している。すべての食事にワインのペアリング、またはノンアルコールのペアリングを提供する。「月ごとに料理が変わるので、定期的に通うのがおすすめです」。

住所:東京都渋谷区神宮前3-1-25 1階
営業日:19:00からの予約制
定休日:火
TEL:03-5843-1982
instagram:@restaurant_julia

須佐京香さん/「ドロウ」ディレクター、ヘアメイク
no.501

  「ドロウ」ディレクターやヘアメイクとして活動する須佐京香さんがおすすめするのは、カラフルなワインラックが特徴的な店「no.501」。ワインの持ち帰りのみでもよし、飲むだけもよし、そして飲んで買うこともできる体験型のネオ角打ちショップだ。「ワインの置き方にいつもワクワクします。どんなものを飲みたいかを店員さんへ話すと、好みのものを持ってきてくれて、毎回新しい発見があるお店です」。生産者をアーティスト、ワイン1本1本を作品と捉え、ギャラリーをイメージしたワインセラーが特徴だ。「選んだ1本とともに、そのまま店内の奥で食事をできるのも気に入っています」。オープン当初から出しているパテ・ド・カンパーニュは、不動の人気。オーナーの故郷である広島の食材を使用した、ワインバーらしからぬメニューが豊富にそろっている。

住所:東京都渋谷区神宮前2-5-4
営業日:平日・土 12:00〜23:00、日・祝日 12:00〜22:00
定休日:不定休
TEL:03-6721-0510
instagram @no.501.bottletokyo

小林新さん/スタイリスト
Cosi Com’e

 三軒茶屋の住宅街にひっそりたたずむレストラン「コジコメ(Cosi Com’e)」は、スタイリスト小林新さんのお気に入り。「友人の紹介で訪れたのがきっかけです。料理のおいしさはもちろんのこと、食事に合うワインのセレクトが豊富なところが魅力。お店の規模感や雰囲気も好きですね」。メニューはその日ごとに変わり、旬の食材を使った料理がラインアップ。「足を運ぶたびにメニューが違うので、何度訪れても新鮮な気分を味わえます。食事をしながら季節のうつろいを感じられるのも、同店ならでは楽しみ方ですね」。

住所:東京都世田谷区下目黒2-14-18
営業日:休日/不定休 ※時間は要確認
TEL:03-6318-6402
instagram:@cosicome_

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