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古着ECのスレッドアップ、「シーイン」のポップアップを“スキップ”するよう呼びかけ その理由とは

 中古衣料ECの米スレッドアップ(THREDUP)は、ファストファッションブランド「シーイン(SHEIN)」の米サンフランシスコでのポップアップ開催にあわせ、イベントを“スキップ”するよう呼びかける投稿を公式インスタグラムに掲載した。

 投稿では、「ファストファッションは、地球を破壊している。地球に住む80億人のために毎年1000億点もの衣料品が生産されている。『シーイン』はそうした破壊者の一社だ。毎日何千もの新商品を販売しながら、終わりのない消費活動を促し、ファッションを使い捨てる習慣を生み出している。この投稿をシェアして、『シーイン』にあなたの街には来ないよう呼びかけよう」というメッセージを、廃棄衣料が積まれた埋立地の写真とともに掲載した。この投稿には6000以上の「いいね」が付いており、スレッドアップでは過去3カ月で最も人気の投稿となった。

 同社のエリン・ウォレス(Erin Wallace)=マーケティング部バイス・プレジデントはこの投稿の狙いについて、「『シーイン』への攻撃が目的ではない。消費者を教育し、責任ある選択をするために必要な情報を提供する機会にしたかった」とコメントした。一方「シーイン」の広報担当者は、実際にはこのポップアップのチケットは数時間のうちに売り切れており、同ブランドに対する強い需要と期待の表れだと語った。

 スレッドアップでは、現在2万4000点以上の「シーイン」の商品が掲載されており、これらの販売をやめる計画はないという。「『シーイン』で新品を買う代わりに、すでにある中古品を選んで欲しい」とウォレス=バイス・プレジデント。「市場にはたくさんの『シーイン』の商品があふれている。私たちのミッションは、服のライフサイクルを出来る限り伸ばし、埋立地から排除することだ。今後も私たちの品質基準を満たした『シーイン』のアイテムについて取り扱いを続ける。服を再利用する人が増えれば増えるほど、大量生産・大量廃棄のサイクルを遅らせることができる」。

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