ビューティ

猫と一緒に取り組む、本気の紫外線対策 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.24。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「猫と人間の紫外線対策」。日向ぼっこが好きな猫も、人間と同じように紫外線の浴びすぎは禁物。1秒でも長く、愛猫と健康に美しく生きていきたいからこそ、日々の紫外線対策は猫目線で。意外に知られていない猫の紫外線リスクや紫外線対策、最新の日焼け止めアイテムまでつらつらと語ります。

猫の日向ぼっこは、微笑ましい光景……とは言い切れない

 5月なのに肌寒い、春感をイマイチ楽しめない微妙な季節だが、日中の日差しはかなり強くなってきた。紫外線対策を強化しないと……と思っていたところ、愛する次男猫・キツネにちょっとした異変が。

 私の家のリビングは西側一面が窓。猫が日向ぼっこを楽しめるように、窓の前には段ボールベッドやクッションを並べている。その日は非常に天気が良く、キツネは強烈な西日を浴びながらも気持ちよさそうにお昼寝をしていたので、いつものように太陽でホッカホカになったお腹に顔を埋めてスーハーする変態行為に及んでいたのだが、なぜか体全体から焦げたような臭いが……。

「強烈な西日を浴びすぎて猫が焦げた!」

 慌ててブラインドをおろし直射日光を遮断。さらに濡らしたタオルでアイシング。すぐに焦げ臭さはおさまり、「危うく猫の丸焼きが出来上がるところだったぜ……」と安堵したものの、当の猫は昼寝を邪魔され相当迷惑だったようで、「余計なことをしやがって」と言わんばかりの顔で睨みをきかせつつ新たな寝床へと消えていった。ごめんなさい。

 人間だって、直射日光を浴び続けたら皮膚や目がダメージを受ける。猫の被毛は人間の衣類のように太陽光からの刺激をガードする役割もあるのではないかと思っているが、あんなに焦げ臭くなるということは、それだけでは守りきれないということか。

 家猫も外猫も日向ぼっこが大好きだけれど、紫外線をあんなに無防備に浴びて問題ないのだろうか。いやあるだろう。今さらながら疑問が湧き、(猫の)かかりつけ医に聞いてみた。

紫外線ダメージは猫にとっても一大事。愛猫のため、私のためにできることとは?

 私に負けず劣らずの猫狂いぶりが愛おしい、長年お世話になっている動物病院のドクターによると、やはり猫にとっても紫外線の浴び過ぎはよろしくないという。人間と同じく皮膚癌などのリスクがあり、特に被毛で覆われていない耳などは注意が必要で、発症してしまうと手術で切除しなければならないばかりか、最悪の場合転移する可能性も……。

 色白で日焼けしにくいタイプほどメラニン色素による肌の防御力が弱く紫外線ダメージが進みやすいと言われるが、猫の場合も同じ。白猫ほど用心しなければならないそうだ。

 とは言え、猫はグルーミングがマストなため、人間のように日焼け止めを塗ることも、ワンコのようにUVカット加工がなされたペット服を着せることもかわいそうでできない。猫用のサンカットサプリもなさそうだし、あっても毎日飲ませるのはなかなか難しそう。猫が過ごすことの多い部屋だけでも窓ガラスにUVカットフィルムを貼る、これが猫にとっても飼い主にとってもベストな気がする。

 最近は、紫外線だけじゃなく、近赤外線やブルーライト、大気汚染物質など、ありとあらゆる外的刺激物質の肌への影響が懸念されているが、きっとこれらも猫にとってよくないはず。電子レンジ使用中は近づけない、PCやスマホにはブルーライトカットや電磁波カットを施す、空気清浄機をガンガン効かせるなどなど(?)。愛しい猫たちと1秒でも長くいたいから、紫外線対策を含め、やれることはなんでもやる。これは猫のためでもあり、私のためでもあるのだ。

塗る・飲む・装うの3ステップで白猫のような輝きをキープ!

 おうちで過ごす猫たちは窓ガラスに貼るUVカットフィルムでとりあえずOKだが、人間はそれだけでは不十分。外出する・しないに関わらず365日日焼け止めはマスト。飲む・塗る・装うの3ステップで紫外線ダメージを跳ね除け、透明感のあるフレッシュな美肌をキープしよう。

 いついかなるときも白猫のような輝く美肌でありたいから、デイリーな日焼け止めには美白ブランド「ハク(HAKU)」の日中美白美容液をチョイス。4MSKとm-トラネキサム酸の2種類の美白有効成分に加え、さらにシミができる日中の肌環境に着目した複合保湿成分W デイエフェクターをプラス。紫外線防御最高値を備えながらも、守りに徹することなく、光を浴びている時間を味方につけた攻めの美白ケアも可能に。瞬時に透明感のある肌をかなえるトーンアップ効果も◎。


 紫外線の影響は、皮膚だけでなく目など全身に及ぶもの。塗る日焼け止めだけでは対処が難しいからこそ、 インナーケアも毎日の習慣に。「シンプリス(SIMPLISSE)」の“シンプリス ウルトラV プロ”は、注目の天然ポリフェノール・ニュートロックスサンを主体とした太陽の跡を残さないためのサプリメント。アフターケア成分にクロセチンとフィトレチノールを加え、蓄積されたトラブルにアプローチ。刻まれた光の記憶を巻き戻し、内から輝く日々をかなえる。個包装にして成分の劣化を防ぎ、カプセルにして固めるための添加物を排除するなど、本当に必要な成分だけをぜいたくにぎゅっと詰め込んだシンプルさがうれしい。


 日中のお出かけには、UVパウダーでフィニッシュを。「エトヴォス(ETVOS)」の“ミネラルUVパウダー”は、さまざまなミネラルを独自にブレンドすることで、優しい使い心地とノンケミカル処方でSPF50・PA++++を実現。紫外線だけでなく、猫と人間の美を脅かすブルーライトや近赤外線からも肌をガードして、白猫のような優美で透明感溢れる美しさを演出してくれる。乾燥などの光ダメージに着目したアフターサンケア成分も充実しているから、メイク直し用にポーチインしておくのもおすすめ。

 わが家には3匹の猫がいるが、全身真っ白のキツネだけじゃなく、「きょうの猫村さん」の猫村ねこのような模様をしている長男猫・ラッテも体の半分以上が白毛なので気をつけたほうが良いのかドクターに聞いてみたが、「ラッテちゃんは大丈夫」とのこと。なぜだ。猫と紫外線についてはまだまだモヤることが多いので、引き続き調査を続けようと思う。

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