ビューティ

タプタプおなかはNO! 猫を反面教師におなか痩せ 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.23。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「ぽっこりおなか」。ぽっこりおなかは猫にとってはチャームポイントになるけれど、人間にとっては醜いだけ。猫のように魅力に変えるのは至難の業だからこそ、ここは真面目に粛々とおなか痩せにいそしみましょう。猫と人間のおなかの違いへの理解を深めつつ、猫のようにダラダラしながらおなかを効率よく引き締めるボディーメイクアイテムをご紹介します。

ファッションを台無しにする、ぽっこりおなか

 ゴールデンウイーク真っただ中。初夏のはずなのに、年々この時期は真夏日に迫る暑さになっているような気がする。そうなると着る服も夏モードになるわけだが、久しぶりに薄着になると着心地やシルエットに違和感を覚え「あれ?」となる。体は服に隠れて怠けきった冬モードのままなので当然だ。

 特に気になるのがおなか周り。トップスを“イン”するトレンドはまだ続いているようなので、なんとなくその流れに乗ってみるが、くびれが消え、下っ腹がぽっこりし、みのを巻いたように腰肉がたっぷりついているのでスッキリ見えるどころか何だかもっさり。インしようがアウトしようがおばさん感が出てしまうので、泣きながら表を走ったり腹筋をし、「分厚いコートで隠せる冬の間に絞っておけば……!」と冬の間の己の怠慢を呪うのである(毎年やってる一連の流れ)。

おなかまでかわいいのは猫だけ。人間は潔く引き締めるべし

 ぽっこりおなかは、猫のチャームポイントの一つ。あのモフモフの毛に覆われたポヨンとしたおなかは、手で触れても顔をうずめてスーハーしても人を幸せにする、この世のものとは思えない尊さだ。

 猫の皮膚はとても緩く、他の猫や大きな獲物と取っ組み合いをしても致命傷を負うことが少ないのはこのたるんだ皮膚のおかげ。つまり、猫のおなかのたるみは怠慢からくる人間のそれとは違い、太っていようがいまいが関係ない。もともとおなかがタプタプしている生き物ということのようだ。

 とはいえ、このタプタプとしたおなかは皮だけでなく余分なぜい肉も含まれるので、猫といえども度を越すのはよろしくないらしい。現にわが家の次男坊・キツネも「そろそろダイエット始めないとね」と、かかりつけ医にイエローカードを出されてしまったので気をつけなければならないが、見た目だけで言えばタプタプ度が増すほどかわいさがアップするのは間違いないので猫狂いとしては複雑だ。

 人間でも、渡辺直美やゆりやんレトリィバァなど、ぽっちゃりを魅力に変えることに成功している人はたくさんいるが、著名人はそのパーソナリティーも加味されたうえで「ぽっちゃりでもかわいい」と評価される。だから、無名の私が「ぽっちゃりでもいっか」と開き直ったら最後、全てを諦めた太ったおばさんになるだけなので勘違いしないようにしたい。

ラクして引き締め! 賢くおなか痩せを狙えるボディーメイクアイテム

 以前23kg減量したときに、「規則正しい生活を送り、栄養バランスに気を配り、筋トレなど運動を習慣づける」という、至極当たり前のルーティンをこなすことが結局はダイエットやシェイプアップの近道ということを思い知ったのだが、ラクして絞れるならラクしたい。そこで、猫のようにダラダラ寝そべりながらでもスリムなボディーが目指せるお助けボディーメイクアイテムをピックアップ。これさえあれば、誘惑の多いゴールデンウイークも、デニムに肉が乗らない引き締まったおなかをキープできる……はず!

 毎日のボディーケアには、塗るだけでむくみやたるみのないおなかを目指せる「マリコール(MARY COHR)」の最新ボディー美容液を。温感ジェルによる持続するヒートアクション×厳選された自然由来成分で、蓄積した頑固な脂肪の燃焼と滞りをスッキリ流すドレイニングを促進。温めながら引き締めることで、巡りの悪さから起こるむくみやたるみをケアして、エステのスリミング後のような引き締まったボディーにリシェイプ!

 エステに行く時間が取れない、あるいは面倒くさいときには、「「ヤーマン トウキョウ ジャパン(YA-MAN TOKYO JAPAN)」」の“キャビスパ RF”の最新版を。超音波で肌をケアするキャビテーション、深部から温めるパワーを20%もアップさせたラジオ波、筋肉を刺激するEMSの3つの機能で、広範囲を一気に温めながらパワフルに引き締め。スピーディーに効率よく緩みのないボディーラインを目指せる。自力での解決が難しいボディーの凸凹やフェイスラインのもたつきもケア可能。

 スッと縦線の入った美腹筋に憧れるけれど筋トレは苦手という人は、迷わず「シックスパッド(SIXPAD)」の“パワースーツ コアベルト”を。独自の布製電極「エレダイン」を搭載することで水だけの通電を実現。ジェルシートなしにおなかに巻き付けるだけでトレーニングができるため、とても手軽にEMSトレーニングを楽しめる。おなか周りと背筋を効率よく鍛える20Hzと、ストレッチや運動を組み合わせた4Hzの2種類のモードを選択でき、目的に合わせた効率的なトレーニングがかなう。

 猫にとっておなかは急所といわれるが、わが家の猫たちは野生を完全に忘れているので、ヘソ天でいびきをかいて眠り、お腹を撫で回しても動じない。これはおなかまでかわいいという自慢の現れであり、人間への挑発と思えてならない。心底、猫がうらやましい。

参考
ねこのきもち WEB MAGAZINE「愛らしく見える猫の『お腹のたるみ』 目立つ場合に気をつけたいこと」
「イラストでみる 猫学」(講談社)

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