ビューティ

白猫の多様な美からブライトニングを考える 【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.21。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「白猫の美とブライトニング」。白猫といっても、その種類によって印象は異なり、“それぞれの白”がまぶしくとても美しい。そんな白猫が持つ多様な美しさから、人間の肌の美しさへの学びを得つつ、個性を最大限に引き立てる最新ブライトニングコスメをご紹介します。

「肌の色の多様性」は当たり前。だけど……

 2022年も美白シーズンに突入。毎日毎日、どれだけ薄くなったかを観察するのが楽しくなるほどに、自らのシミを実験台に美容液を塗り塗りする日々を送っている。

 この“美白”というワード、「ありのままの肌色をたたえましょう」という世界的ムーブメントが巻き起こってからとても使いづらくなり(というかほぼNG)、“ブライトニング”というワードに置き換えるようになった。

 白さよりも、透明感や均一性、ヘルシーなライフスタイルが透けて見えるような生き生きとした輝きを感じさせるような肌であることの方が重視されるようになった今では、“ブライトニング”というワードの方がしっくりくるのは分かる。でも、“美白”というワードでしか表現できない肌もあるのではないか。

 そもそも、美白は日本の伝統文化の一つ。奈良時代にはおしろいで顔を白く塗って美肌を装うという文化はすでに存在しており、江戸時代には庶民の間でも美白意識は当たり前に根付いていたと聞く。別に西洋的な白肌を信仰し、ダークトーンの肌を否定する……といった差別意識から生まれた文化では全くないので、“美白”というワードが入っているだけで文脈関係なしに「絶対ダメ!」とされてしまうのはちょっとモヤッとする。

 どんなスキントーンにもそれぞれの美しさがあるに決まっているし、それぞれが遺伝的に持っているメラニン色調の中で、最も輝く状態であれば美しく見える。そういう価値観が浸透してきているのだから、そこまで美白というワードを悪者にしなくたっていいのにな〜と思わなくもない。

チンチラシルバーはゴージャス、和猫ははんなり?多様性に富んだ白毛の美

 これを強引に猫に落とし込んで考えてみるとしたら白猫しかない。白猫といっても、その毛の白さは猫種によって異なって見え、人間の肌と同じように多様な美に富んでいる。

 例えば、ペルシャ猫。「シェーデッド」と呼ばれる毛先にだけシルバーの毛色が入ったチンチラシルバーという毛柄は、ほんのりとした青みで透明感を感じさせる白毛。フサフサの毛のゴージャスさと相まってなんとも神秘的な美しさだ。

 一方、和猫の白毛は、根元から毛先まで真っ白。個体差があるかもしれないが、わが猫息子を観察すると、チンチラシルバーのような青みはなく、なんとなく黄味をたたえたぬくもりを感じさせる白。そのせいか、日本人の肌のような、はんなりとしたムードをまとって見える。

 そのほかにも、カオマニーやエキゾチックショートヘア、ターキッシュアンゴラなど麗しい白猫はたくさんいるが、子猫の白さはまた格別。ただの天使としか言いようがない。ほわほわとした柔らかな毛の神聖さすら感じる純白の輝きは、ほかの何にも代え難い尊さだ。

 猫の祖先と言われるリビアヤマネコはキジトラ柄だが、初めてシマ柄ではない猫が現れたのは西暦になったころだと考えられている。多様性ムーブメントが起こったのはここ2〜3年のことだが、猫たちは2000年以上も前から、「ありのままの白さでいいじゃない」と教えてくれていたのである。

ありのままの肌が輝く!最旬ブライトニングコスメ

 白猫たちの多様な美から学びを得たら、人間たちは肌の個性を輝かせるお手入れを。この春注目の最新ブライトニングアイテムから、“なりたい肌イメージ”別に厳選した3品をご紹介。

 チンチラシルバーの白毛のような、輝きをたたえたラグジュアリーな明るさを目指すなら、「ラ・プレリー(LA PRAIRIE)」の“イルミネーティング エッセンス エクストラ オーディネア”を。肌の水分量と反射力との関係を解き明かし、スイス産のキャビア成分を配合。さらに15年もの歳月をかけて見いだした整肌成分ルミドース™️をプラスすることで、肌に凛としたハリ感を与え、みずみずしい輝きをもたらしてくれる。続けるほどに、光に包まれるような素肌に。


 和猫の白毛のような、はんなりとした明るさを目指したいときには、日本で発見された天然由来の美白有効成分コウジ酸を配合した「アルビオン(ALBION)」のブライトニング美容液で。美白有効成分コウジ酸をすみずみに行き渡らせるため設計されたオリジナル成分「イマキュレート EXD」を搭載することで、メラニンの過剰生成を抑制し頼もしいブライトニング効果を発揮。1回1本使うたび、透明感がさえ渡り、ふっくら弾むようなハリのある肌へ。


 子猫時代の綿毛のようなピュアな白さは、美白効果+ふわふわ感が同時にかなう「MiMC」の美容液UVパウダーで再現可能。ミネラルパウダーの周りをナチュラルスキンケア成分で包み込んだ設計で、肌にパウダーがしっとりと密着。肌にポンポンとなじませるだけで、ブライトニング・UVカット・スキンケアを叶え、プロが丁寧に作り込んだような濁りのない明るくクリアな肌印象に。皮脂ぐすみを防ぎ子猫なブライト肌をキープするなら、重ねるほど透明感が増す軽やかなクリアベージュを。

 ちなみに、「タイの宝石」と呼ばれるカオマニーは混じり気のない純白の毛が特徴なので面&点で隙なく攻める全方位ブライトニングを❤️

参考
「イラストでみる猫学」(講談社)

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