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知っておきたい日焼け止めの基本 かずのすけが美容男子におすすめする11選

 メンズビューティ市場の拡大もあり、昨今はスキンケアへの関心が高い男性が増えている。そんな美容男子たちにとって、これからの季節は日焼け止めが必須アイテムのはずだ。しかし、種類がさまざまな日焼け止めを、どのような基準で選べばいいのだろうか。今回は、化学の視点から美容を語るインフルエンサーのかずのすけに、日焼け止めに関する素朴な疑問を聞いた。男性にもおすすめの日焼け止めとは。

どう選べばいい?
初めての日焼け止め

WWDJAPAN(以下、WWD):男性は“メンズ向け”と謳われている日焼け止めを使ったほうがいい?

かずのすけ:そんなことはありません。メンズコスメは、何を買えばいいか分からない男性初心者向けに作っているものが大半。だから万人受けする当たり障りのない処方構成になっているケースが多いです。また、男性が好みやすい使用感に調節されていると、清涼感を演出するためのアルコール成分が多く入っていることもあるため、肌に合わない人もいるはず。メンズコスメからトライするのはアリですが、そこから自分の肌質に合ったものを探してほしいですね。

WWD:化粧品やスキンケア用品のなかには価格に幅があってもクオリティに差が出にくいものもあるが、日焼け止めは?

かずのすけ:日焼け止めは基本、クオリティーと価格が比例しやすいです。低価格な日焼け止めは、紫外線が当たることで紫外線カット力が減退する、“光劣化”しやすい紫外線防止成分を使っているものが多いため、パワーを持続させるには外出時に頻繁に塗り直す必要があります。一方、高価格な日焼け止めは、光劣化を抑えるためにコストをかけて成分を複雑に組み合わせているため、高い紫外線カット力を長時間キープできるものが多いです。

 体用であれば肌も強いため、多少刺激がある低価格なものでもいいと思いますが、顔用には、極力3000円前後の日焼け止めをおすすめしたいです。

WWD:日焼け止めのパッケージでよく見かける“SPF”と“PA”の表示。この二つの違いは?

かずのすけ:まず、地上に届く紫外線にはUVBとUVAの二種類があります。UVBは、エネルギーが強く皮膚に触れたときに赤く炎症を起こす光で、しみ、シワ、皮膚がんなどの主な原因に。UVAは、エネルギーが強くないものの、皮膚の奥まで届いて長期的にシワやたるみの原因になる紫外線。肌質によっては即時黒化という反応を起こす場合も。そんなUVBの防御指数をSPF、UVAの防御指数をPAと呼びます。その数値が大きいほど紫外線カット力が高く、日本ではSPF50+、PA++++が最大数値。SPFに関しては、普段使いならSPF30、レジャーイベントではSPF50+を目指してほしいですね。

WWD:日焼け止めにはいろいろなタイプがあるが、それぞれの特徴は?

かずのすけ:僕が推奨しているのは、クリームタイプ。日焼け止めは単位面積あたりの塗布量が命なので、塗り伸ばしやすいと薄くなって日焼け止め効果が低下しがち。クリームタイプは適度な硬さがあるので過度に塗り伸ばすことが少なく、紫外線カット力が高くなりやすい。また、紫外線散乱剤や紫外線吸収剤をバランス良く組み合わせるには、紫外線散乱剤の粉体成分をうまく分散させるために乳化する必要がある。その結果、高価格の日焼け止めのほとんどが、クリームかミルクになっているはずです。

 ジェルやローション、スプレーも人気ですが、伸びがいい分、理想の塗布量よりも薄く塗ってしまいがちで、紫外線カット力が低くなる傾向にある。パウダーも塗布量が少なくなりがちなのでメインの日焼け止めとして使うにはやや無理がある。メインの日焼け止めの上から重ねるならいいと思います。

落とし方、塗り直しの頻度
気になる日焼け止めの使い方

WWD:日焼け止めは洗顔料やボディソープで十分に落とせる?

かずのすけ:落ちないものも多いです。“石けんで落ちる”と謳っていても、実験が義務化されていないため、実際に落ちるかどうか分かりません。そのため、自分が使っている日焼け止めがソープでちゃんと落ちているのか、一度腕などで検証してほしいです。ウォータープルーフのものであれば、大半のものがクレンジングをする必要があります。顔に落とし残しがあると、毛穴詰まりやニキビの原因にもなるため、気を付けた方がいいです。

WWD:朝塗ったら、塗り直しは不要?

かずのすけ:塗り直すべきペースは、日焼け止めによって変わります。日焼け止めによっては光劣化による紫外線カット力の減退が大きく、中には2時間で40%しか残らないというものも。低価格な日焼け止めに多いので、外出時の塗り直しは最低でも2時間置きが理想です。光劣化の少ない日焼け止めは、主に紫外線散乱剤を主成分にしたものに多く、落ちさえしなければ紫外線カット力が1日中持続するというものもあります。僕のオススメはこのタイプが多いです。

WWD:日焼け止めを塗った肌が黒い服に触れると、白い痕が残ることがある。気を付けるべきことは?

かずのすけ:もし避けたいのであれば、メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど、透明な吸収剤がベースのものを使うといいです。ですが、白くなる日焼け止めは紫外線散乱剤が配合されており、光劣化に強く、低刺激な製品が多いです。粉体であれば洗濯で落ちるため僕はあまり気にしません。体にたくさん塗りたい日には、白いTシャツを着るのも手です。

初心者もトライしやすい
おすすめ11選

かずのすけ:僕がおすすめする日焼け止めは敏感肌向け。肌負担が少なく、落としやすいものがメインです。2000円前後には初心者でも扱いやすく、トライしやすいものをそろえました。5000円前後はさらに機能性を追加して対皮脂性や対汗性に優れたものを。加えて、今後期待される新しい技術を取り入れたものも紹介しています。

気軽にトライできる
〜2000円

価格とクオリティーのバランスが良い
〜5000円

注目集まる
最新技術

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