ビューティ

化粧品大手が次々とロシアをボイコット ロレアルやユニリーバらがロシアの店舗を閉鎖

 ロシアのウクライナ軍事侵攻が続く中、ロレアル(L'OREAL)やユニリーバ(UNILEVER)、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)ら大手ビューティ企業がロシアでのビジネスを停止すると発表した。多くの企業が店舗の閉鎖に加え、ウクライナ在住の従業員の保護や慈善団体への寄付、難民の支持といったサポート活動を開始した。

 ロレアルは「ロシアのウクライナ軍事侵攻に強く反対し、フランスおよびヨーロッパ諸国のスタンスに従う。直営店および百貨店の直営カウンター、ECサイトを全て閉鎖し、メディアへの出稿やその他広告活動を休止する。2200人のロシア人従業員に配慮しつつ、追加の処置を検討中だ」とコメントを発表した。同社は326人のウクライナ人従業員と家族を守ることを優先し、金銭面およびメンタル面におけるサポートをするという。また隣接する国をはじめ、他国の支社が基金やボランティアプログラムも立ち上げた。現地やグローバルのNGO団体と国連関連団体に最大500万ユーロ(約6億2500万円)を寄付することも宣言した。すでに衛生用品や日用品を25万個配布済みで、これからも無償提供していくという。

 エスティ ローダー カンパニーズもロシアでのビジネスを中止。「ロシア国内の直営店やECサイトの営業を取りやめ、ロシアへの輸出もストップした。われわれの最優先事項は従業員の安全を確保すること。ロシアで働く従業員には金銭的な支援を行う」と発表した。同社はウクライナ支援に100万ドル(約1億1500万円)を寄付した。

 ユニリーバは「ウクライナで起きている戦争に断固反対しており、ロシアとのビジネスをストップすることを決断した」と発表。同社はロシアへの輸出入を全て中止し、広告活動もストップ。さらに「今後、(ロシアの国民を守るために)ロシア国内で生産する日用品や衛生用品、食品の販売は続けるが、これ以上マーケットとしてロシアへの投資はしない。ウクライナでのビジネスもストップし、国内の従業員とその家族の避難のサポートや金銭的支援を行う」とコメント。同社は日常生活に欠かせない日用品を500万ユーロ(約6億2500万円)分寄付している。

 そのほかセフォラ(SEPHORA)もロシアの店舗とECをクローズ。資生堂は100万ユーロ(約1億2500万円)を国連難民高等弁務官事務所に寄付した。コティ(COTY)は人道支援キャンペーンをスタートし、赤十字国際委員会や国連難民高等弁務官事務所に寄付をする。