ファッション

LVMHが包装紙のサステナブル活動に本腰 森林保全団体「キャノピー」と提携

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)が、カナダの環境保全NGO「キャノピー(CANOPY)」による森林保全の取り組みへの参加を表明した。同団体が運営する「パックフォーグッド(Pack4Good)」と「キャノピースタイル(CanopyStyle)」の両イニシアチブに参加し、75の傘下ブランド全てに適用する。

 「パックフォーグッド」はブランドや企業のパッケージにおいて、消失の危機に瀕している森林から作る紙素材を廃止し、環境負担が低いとされるリサイクル可能な素材や繊維の使用を促す。参加企業やブランドは、パッケージの最低50%をリサイクル素材・リサイクル可能を用いることを確約する必要がある。「キャノピースタイル」は環境負荷が高いとされるビスコースやレーヨンを削減し、酪農業から生まれる余財を活用するなどして、サプライチェーン全体から森林保全にアプローチする。

 LVMHのエレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターは、「『キャノピー』とのパートナーシップは、われわれの森林保全への取り組みを強化し、新しい方法の開拓につながるだろう。サステナビリティへのパフォーマンス向上を目指す行動計画“ライフ360(LIFE 360)”プログラムを通じて、森林破壊や砂漠化のリスクが高い地域からの原料調達を廃止している。公約に賛同することで改めて紙や段ボール、セルロースを使ったパッケージの材料を見直すことは大切だ」と語った。

 LVMHの所有ブランドの半数以は、すでに包装やビスコースベースの製品などにおいてFSC認証を取得している。さらに全てのブランドで“エコデザイン”指標の適用を推し進める。ほかにも、包装に使用する石油由来のプラスチックの使用を2021年までに廃止し、リサイクル可能なものを代わりに使用することや、26年までにバイオダイバーシティ(生物多様性)の観点に準ずる新たな認証システムをサプライチェーンで導入することを掲げている。

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