ビューティ

それぞれのプロとして知識と経験を生かす 浅野絢美の美容師とヘアメイクの両立法

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「WWDJAPAN」5月17日号では「複業を解禁せよ! 多様な働き方」特集を行った。本業(正社員)を続けながら行うサイドジョブを「副業」と呼ぶのに対し、「複業」は自分の能力を生かしてマルチに働くことを指す。特集ではファッション&ビューティ業界でマルチに働く”複業人”を取材。これからの時代、ますます注目されるであろう複業にクローズアップする。

 美容師とヘアメイクアップアーティストは、どちらも髪を扱う職業であることから比較や混同されることも多いが、実際には全く違う働き方だ。美容師とヘアメイクの仕事を両立することに憧れる人も多い一方、両方をバランスよく継続させるのは容易ではない。浅野絢美スタイリストは、人気美容師内田聡一郎氏が2018年にオープンしたヘアサロンに「レコ(LECO)」に参画し、以来美容師とヘアメイクの両立を成功させている。ダブルワークのコツやメリットについて聞いた。

WWD:ヘアメイクと美容師。両方やるようになったきっかけは?

浅野絢美スタイリスト(以下、浅野):最初に憧れたのは美容師よりもヘアメイクでした。中学生のころからテレビや音楽のメディアが好きで作り手側になりたくて。ただ当時はヘアメイクの専門学校が多くはなかったので、まずは東京の美容学校へ入学しました。実は、新潟から上京して初めて髪を切ってもらったのが内田(内田聡一郎「レコ」代表)でした。内田が独立前に所属していたサロンに通うようになり、美容師さんのかっこよさやサロンカルチャーに触れ、美容師の仕事もいいなと思い始めました。そこで就活では両立を目指し、ヘアメイクも行っているヘアサロンを探して運よく就職できました。

WWD:サロンワークをしながら、どのようにヘアメイクの仕事をスタートさせた?

浅野:サロン入社後、外部でヘアメイク活動をしている先輩に頼み込んで現場に連れて行ってもらいました。でも、まずは美容師として基本的なスキルを身につけることが先決。レッスンやサロンワークを優先しながら、ついて行けるときはミュージックビデオや広告の撮影でヘルプについたりしました。そのうち現場でプロデューサーさんなどが顔を覚えてくれて、先輩が受けられない仕事を少しずつ振ってもらえるようになりました。

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