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アナ・ウィンター編集長がグローバル・エディトリアル・ディレクターに就任

 経営統合を進めるコンデナスト(CONDENAST)は15日、アナ・ウィンター(Anna Wintour)米「ヴォーグ(VOGUE)」編集長兼コンデナスト アーティスティック・ディレクターが、チーフ・コンテンツ・オフィサーとグローバル・エディトリアル・ディレクターに就任したことを発表した。アナ編集長は現職を継続しながら、新たな役職で全体のコンテンツやビジョン、方向性を統括する。

 ほかにも、アナ編集長の後任候補といわれている英「ヴォーグ(VOGUE)」のエドワード・エニンフル(Edward Enninful)編集長はイギリス、フランス、イタリア、ドイツ、スペインなどコンデナストの持つヨーロッパ地域を総括するエディトリアル・ディレクターに昇進。イタリア版「バニティ・フェア(Vanity Fair)」のシモーネ・マルケッティ(Simone Marchetti)編集長は、フランス、イタリア、スペインなどヨーロッパにおける「バニティ・フェア」のエディトリアル・ディレクターに就任した。

 新人事ではさらに、エイミー・アストリー(Amy Astley)は「アーキテクチュラル・ダイジェスト(Architectural Digest)」、ディビア・ターニ(Divia Thani)は「コンデナスト・トラベラー(Conde Nast Traveller)」、ウィル・ウェルチ(Will Welch)は「GQ」のグローバル・エディトリアル・ディレクターにそれぞれ任命された。

 コンデナストのロジャー・リンチ(Roger Lynch)最高経営責任者(CEO)は今回の人事について、「アナの任命はコンデナストにとって極めて重要な局面だ。彼女は新しい人材を養いながら育成し、時代を先行する力を持っており、メディア業界の最も優れた指導者の一人だ」と述べた。

 6月には同社での人種差別的な労働環境について社員が声を上げ、幹部への批判が殺到したことからアナ編集長の退任の噂が流れた。しかしアナ編集長はその後、全責任が自分にあると従業員向けにメモで認めた上で謝罪し、役職の継続を発表した。

 経営の統合を随所で進めるコンデナストは、メディア業界に大きな打撃を与えた新型コロナウイルスの感染拡大を受けてコストのさらなる削減を目指す。広告収入も急落したことから、スタッフの解雇や減給を行ったが、12月現在は回復傾向にあるという。

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