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伊オンワードラグジュアリーグループの全株式を譲渡 オンワードHD、欧州事業悪化で

 オンワードホールディングス(HD)は、連結子会社オンワードイタリアS.p.A.が保有するオンワードラグジュアリーグループ S.p.A.(以下、OLG)の全株式を譲渡した。

 譲渡先は伊投資会社のNEMO S.R.Lで、売却額は非公表。これまでオンワードグループとの取引関係はなかった。OLGは2018年10月設立、資本金は2000万ユーロ。ラグジュアリーブランドの衣料品とシューズの製造・販売を主幹事業としてきたが、新型コロナウイルスの影響で足元の欧州の事業環境が急速に悪化していた。2020年2月期の売上高は1億2454万ユーロ、営業損益は1478万ユーロの赤字、純損益は1354万ユーロの赤字だった。

 オンワードHDは19年10月にイタリア事業の縮小や韓国事業からの撤退などを盛り込んだ「グローバル構造改革」の実施を発表。新型コロナの影響で事業の選択と集中の加速を余儀なくされる中、今回の事業譲渡もその改革の一環となる。譲渡日は12月11日。

 なお米WWDは、「ディーゼル(DIESEL)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などを擁するOTBがオンワードHDの「ジル サンダー(JIL SANDER)」獲得に向けて動いており、両者はすでに交渉の席についているとも報じている。この件に関してオンワードHDは「コメントを差し控える」(同社広報)としている。

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