ファッション

イタリアのジーンズ「ガス」が日本撤退

 帝国データバンクによると、イタリアのジーンズブランド「ガス(GAS)」を運営するGAS JAPANが4月30日に開催された株主総会で解散を決議した。今後、特別清算を申請する予定であるという。負債額は不明。

 同社は、2006年に日本法人として設立。「ガス」は百貨店やアウトレットモールに出店し、全国に約20店舗を展開するほか、ECも手掛けていた。かつてはレーシングチームのスポンサーも務め、13年12月期の売上高は約25億円。

 同ブランドは1984年にクラウディオ・グロット(Claudio Grotto)が創業。日本でのジーンズの販売価格は1万円台後半から3万円ほどだった。日本からの撤退は本国の方針だという。

【エディターズ・チェック】
ジーンズはここ数年、冬の時代が続いている。“リジッド”や“ストレッチ”以降、トレンドらしいトレンドがない。作っても売れず、セレクトショップもオリジナルの製作から手を引いている。価格が2万円を超えると商品の動きは一気に鈍化し、「ガス」はこれに当てはまる形だった。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

“個”が主役の百貨店特集2024【WWDJAPAN BEAUTY付録:2023年度世界のビューティ企業TOP100】

7月22日号の「WWDJAPAN」は百貨店特集。 個人の価値観が多様化し、コロナを経てオンライン消費がますます浸透しました。百貨店という業態の存在意義すら問われる中、それでも人が集まる店の条件とは何か。決め手は、品ぞろえでも立地でもなく、情熱と個性を持った“人”の存在。百貨店が元々持っていた強みに光を当てたり、その枠を超えて新分野を開拓したりと、編集力やアイデアを駆使して売り場を面白くしようとする…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。