ファッション

収納や調理用品が好調 「無印良品」の“巣ごもり”売れ筋アイテム

 政府の緊急事態宣言が発令されて2週間が経過した。不要不急の外出自粛要請により終日自宅で過ごす人も多いだろう。そのため、家の中を快適にするものに対する消費者の関心の高まりが見られる。家具から食品まで幅広い商品をそろえる「無印良品(MUJI)」では、在宅勤務用の文具をはじめ、収納や調理用品などが売れているという。

 在宅勤務では“入れたまま使えるパソコンケース”(税込2990円)が売れ筋で、タイミングによっては品切れの可能性もあるという。また、家にいる時間が長いため“体にフィットするソファ”(本体税込9990円、カバー税込2990円)や“麻綾織インソールクッションスリッパ”(税込1290円)が好調だという。これらに加え、家でくつろぐためのインテリアフレグランスや観葉植物なども売れている。

 巣ごもりを機に家の片付けをする人も多いらしく、“やわらかポリエチレンケース”(税込490~1190円)やファイルボックスなどの収納アイテム、そして掃除用品もよく動くそうだ。自炊需要の高まりもあり、“カセットこんろ・ミニ”(税込4890円)や“シリコーン調理スプーン”(税込590円)などの調理器具からインスタントやレトルトといった保存食などが売れている。レトルト食品では“素材を生かしたカレー バターチキン”(税込350円)をはじめとするカレー類の人気が高い。また、パンの代替品として“不揃い バナナバウム”(税込150円)も好評だ。

 衣類なども扱う「無印良品」だが、巣ごもりで消費者の関心は日用品や食品に向いているようだ。

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

メンズ47ブランドの推しスタイル 2025-26年秋冬メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」6月16日号は、2025-26年秋冬シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。ウィメンズに比べるとトレンドが見えづらいと言われるメンズウエアマーケットですが、近年、多くのブランドやアパレル企業が直面しているのは、気候変動という現実的な課題。夏が長く、冬が短くなっている中で、商品の投入スケジュールを調整したり、重衣料から軽アウターや通年着られるアイテムに秋冬物の軸足を移したり…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。