ビューティ

加茂克也の死去で業界に悲しみ広がる

 加茂克也ヘアメイクアップアーティストの逝去が報じられ、業界の著名人が次々と追悼コメントを発表している。

 ヘアメイクアップアーティストのピーター・フィリップス(Peter Philips)は自身のインスタグラムで「加茂克也が亡くなったと聞いて悲しい。彼と一緒に仕事をすることは私にとって名誉であり、いつも喜びに溢れていた」と追悼。

 親交の深かった「ミントデザインズ(MINTDESIGNS)」の勝井北斗・八木奈央デザイナーは「学生時代から憧れていた大先輩の加茂さんと15年間、計23シーズンのコレクションを一緒にクリエイションできたことはとても幸せでした。また、クリエイターとして大事なこと、本気で作る姿勢、諦めない姿勢を教わったことは自分たちの財産です。これからも“加茂イズム”を継承しつつ前進して行きます」とコメントを寄せた。

 「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のインスタグラムでも「加茂さんと一緒に仕事をして24年、全てが新鮮で驚きの連続でした。天才的なクリエイションはもちろん、何より加茂さんの人柄が大好きでした。本当に残念ですが、また会える日を楽しみにしています!」と追悼の意が綴られた。

 日本で「モッズ・ヘア(MOD'S HAIR)」を展開するエム・エイチ・グループ モッズ・ヘアも「ご生前のご厚情に深く感謝するとともに、故人のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 モデルの冨永愛は「私のデビュー当初の16歳頃からずっと一緒に前線を走ってきました。兄のような、私にとってはとても近い存在。「愛ちゃん、ちょーうける!」加茂さんはずっと笑顔だった。今はショックでたまらないけれど、加茂さん、私頑張るよ。見守っててね…ありがとう」と今の気持ちを素直に表現。

 モデルの松島花もインスタグラムで「ショーのモデルとして身長が低いことをコンプレックスに思っていた私を、他のモデルさんたちと比べることなく、私自身の個性を見つけて褒めてくれたことを今でもよく覚えています。その後もショーや撮影でご一緒する度に加茂さんの創る世界に魅了されました。そして、モデルの役割がどういうものかを加茂さんから教わることができました。これからも加茂さんのクリエイションを見続けたかったです。いつも気さくで優しい笑顔が大好きでした」などとその人となりを振り返っている。

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