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「エルメス」初のメイクラインは詰め替え可能なリップスティック サステナビリティを推進

仏高級ブランド大手のエルメス・インターナショナル(HERMES INTERNATIONAL以下、エルメス)は、香水に続く化粧品事業であるメイクアップラインの第1弾「ルージュ・エルメス(ROUGE HERMES)」コレクションを3月4日に世界同時発売する。環境問題への意識が高まり、国内外の大手企業が海洋プラスチックごみへの対応を進める中、同社は中身の詰め替えが可能な容器を使った口紅を展開することを明らかにした。日本では「エルメス」銀座店、「エルメス」伊勢丹新宿本店、「エルメス」阪急うめだ本店、「エルメス」オンラインブティックに限定して販売する。

世界的にESG(環境・社会・企業統治)を重視する流れがある中で、化粧品や日用品メーカーもより本格的に容器リサイクルに取り組もうとしている。エルメスは183年のメゾンの歴史の中で、メイクアップ化粧品に参入するのは今回が初めてのこと。近い将来、ファンデーションやスキンケア製品など品目を拡充し、香水、メイクアップ、スキンケアを化粧品事業の3本の柱として育成する計画だ。化粧品事業本格化の第一歩となる今回のプロジェクトで、パッケージ容器に質の高い素材を用いて繰り返し長く使える製品設計を採用することで「持続可能な発展を支える職人であろう」という信念と、「CSR(企業の社会的責任)の理念に基づき環境に配慮したもの作りを行う」というメッセージを発信する。

「ルージュ・エルメス」コレクションでは、メイン製品であるサテンとマットの2つの質感がそろうリップスティックを全24色で展開。そのほかリップバームやリップペンシル、リップカラーバーム、リップブラシの4製品をそろえ、カラフルなパッケージに収めた数量限定のリップスティックやミラー付きリップケースやペンダントタイプのミラーなども用意する。価格は4100~8000円。リップスティックの別売りのレフィル(4400円)は6月発売を予定する。

リップコレクションの開発はパルファム・ビューティ部門のCEOであるアニエス・ドゥ・ヴィリエ(Agnes de Villiers)が統括し、アーティスティック・ディレクターであるピエール・アレクシィ・デュマ(Pierre-Alexis Dumas)をはじめレディス部門アーティスティック・ディレクター兼レディスシルク部門クリエイティブ・ディレクターのバリ・バレ(Bali Barret)、シューズ・ジュエリー部門のクリエイティブ・ディレクターを務めるピエール・アルディ(Pierre Hardy)、ビューティ部門のクリエイティブ・ディレクターであるジェローム・トゥロン(Jerome Touron)らが携わった。

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