米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。A+、A、A-、B+、B、B-、C+、C、C-、D+、D、D-、そしてFAIL(失格)の13段階評価で格付けし、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!
第44回は、1月12日(現地時間)に開催された第25回「クリティクス・チョイス・アワード(Critics' Choice Awards、放送映画評論家協会賞)」の授賞式から、ゼンデイヤ(Zendaya)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)、シンシア・エリボ(Cynthia Erivo)、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)、アンドリュー・スコット(Andrew Scott)、オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)、マイロ・ヴィンティミリア(Milo Ventimiglia)、シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)が登場。高評価が目立った一方で、“ヘンな赤い棒付きアイスキャンディー”、“おばあちゃんのベッドカバー”などの痛烈ワードも容赦なく浴びせられた。
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Zendaya
美しき戦士が、映画「ワンダーウーマン(Wonder Woman)」のような格好で登場するなんて――ファッションに敏感な人はみんな大好きな装いだ。この服を着こなすのは簡単ではないが、ゼンデイヤはよく頑張っている。
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Jennifer Lopez
第92回「アカデミー賞(Academy Awards)」にはノミネートされずに終わったジェニファーだが、ゴールドがかった細身のドレスなら少なくとも自分自身はオスカー像になりきれる。彫像のようなスタイルがよく似合っている。「アカデミー賞」の主催者側も同意してくれることを願うばかりだ。
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Cynthia Erivo
エリボはボリュームの大きなドレスに負けてしまっている。タイル柄はローマ建築に用いる方がいい。ボリューム、柄、長い裾に大きな袖、おまけに印象的なアクセサリーまで――全てを一気に取り入れるのはやめたほうがいい。
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Charlize Theron
セロンにはいつもハリウッド黄金期の魅力的な装いがよく似合う。でもこのブレザーのせいで効果が薄れてしまっていて、あまり素敵に見えない。それに、髪型がまるで濡れ猫のようだ。
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Andrew Scott
ヘンな赤い棒付きアイスキャンディーみたい。パンツがタイトすぎてマタドール(闘牛士)を連想してしまう。そして、ダサい靴もよくない。
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Olivia Wilde
すこしだけ短めの丈が完璧で、オリヴィアに実によく似合っている。ポケットも付いているから、楽しくて遊び心のあるとても着やすいドレスだ。まとめ髪とシンプルなシューズのおかげでこなれ感も出ている。フォーマルな感じはあまりしないけど、かえってとてもクールだ。
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Milo Ventimiglia
シックなキャメル色のスモーキングブレザーは、伝統的なブラックタイの存在感をよく引き立てている。ボタン使いで夜会服の雰囲気を残しつつ、フィットしたシルエットとタイトなパンツで若々しさも感じられる。
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Saoirse Ronan
おばあちゃんのフリフリのベッドカバーを持ってきたみたいだ。ハイネック、柄、そしてボリュームのある装いは彼女にあまり似合わない。黄色のネイルでクールにキメたのかもしれないが、残念ながら効果はないようだ。