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ナイキ、26年5月期はほぼ横ばい 北米や卸が堅調なるも中国の不調が響く

ナイキ(NIKE)の2026年5月期決算は、売上高が前期比0.2%増の463億9800万ドル(約7兆4700億円)、EBIT(利払前・税引前利益)は同1.9%増の38億5000万ドル(約6198億円)、純利益は同3.4%減の31億800万ドル(約5003億円)だった。

ブランド別の売上高は、主力の「ナイキ」が同1.1%増の452億2200万ドル(約7兆2807億円)だった。北米が堅調だったものの、中国とEMEA(欧州・中東・アフリカ)が不調で微増にとどまった。低迷が続く「コンバース(CONVERSE)」は同30.6%減の11億7400万ドル(約1890億円)だった。

地域別での売上高は、本拠地の北米が同4.8%増の205億1100万ドル(約3兆3022億円)、EMEAは同2.6%増の125億7200万ドル(約2兆240億円)で着地。回復が遅れている中国(中国語圏)市場は同11.2%減の58億4700万ドル(約9413億円)、中国を除くアジア太平洋地域と中南米は同0.1%減の62億4300万ドル(約1兆51億円)だった。

ヒル社長兼CEOのコメント

エリオット・ヒル(Elliott Hill)社長兼最高経営責任者(CEO)は、「25年度は会社の土台の強化や、長期的な成長に向けたリポジショニングに必要なアクションを断行した。売り上げは引き続き逆風に直面しているものの、パフォーマンス商品の進化が業績を後押ししており、今後も戦略の着実な実行や収益性の向上に注力することで当社の潜在能力を最大限に引き出していく」と語った。

卸の売り上げは前期比6%増

同社はここ数年、業績不振が続いている。コロナ禍での外出規制もあって卸を絞りECに注力したが、コロナ禍が落ち着くとそうした策が裏目に出てしまい、現在は再び卸の強化に取り組む。25年度は世界で1万5000カ所に上る売り場の改装に予算を投入したことが奏功し、卸の売り上げは同6%増となった。また、ECでの値下げも縮小している。

26年度上半期の業績について慎重な姿勢

以前から指摘されている製品のイノベーション不足についても取り組みを進め、26年度下半期には12種類以上の新たなフットウエアスタイルを披露する予定だという。ヒル社長兼CEOは、「イノベーションにもテコ入れをしており、真新しくフレッシュなシルエットを発表する」と述べた。一方、上半期の売り上げについては慎重な見方を示したことから、決算発表当日の時間外取引で株価が4%安となったものの、現在では持ち直している。

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