ファッション

yutoriの瀬之口副社長が退任、「3年前から片石には伝えていた」と円満退社

yutoriは5月27日、共同創業者で取締役副社長を務める瀬之口和磨(せのくち・かずま)氏が、6月18日付で退任すると発表した。瀬之口氏は取材に対し、「3年前から片石(貴展社長)にはこのタイミングで退任したいと伝えていた。共同創業者で副社長という立場なので、社内を動揺させたくなかったし、変に伝わるのも嫌だったので、1年前には社員にも自分の口から直接説明していた」と周到に準備を進めてきたことを明かす。退任の理由は「もともとyutoriを起業直前に別の事業を準備していたこともあって、35歳になる前に次のチャレンジをしたいと思っていた」という。「今年の年末くらいから、1年をかけて世界中を旅して回る予定だ。どこに行くかは決めていないが、100カ国以上は巡りたい」。

瀬之口氏は1992年6月25日生まれ。明治大学を卒業後に個人事業を経て2018年6月に、片石社長が同年4月に設立していたyutori参画。以来、片石社長とともにyutoriの成長をけん引し、23年12月には東証グロース市場に上場させ、同社を最も注目の高いファッション企業に育て上げた。25年8月提出の変更報告書によると、yutori株29万4500株(保有割合6.27%)を保有している。

yutoriの27年3月期の純利益は2.6倍の8億円の見込み

yutoriの26年3月期決算は、売上・利益ともに過去最高を更新した。売上高は前期比71.4%増の142億円、営業利益は同61.4%増の10億8400万円、調整後EBITDAは同58.9%増の15億2100万円だった。主力の「9090」などを擁するヤングカルチャー事業に加え、「ハーリップトゥ(Her lip to)」事業、韓国ブランド事業、コスメ事業が大きく伸長した。ただ、純利益は3億1000万円と、会社計画(4億円)を下回った。中国関連費用や新規事業・海外展開への先行投資が響いた。

2027年3月期は、売上高185億円(前期比30.0%増)、営業利益14億2000万円(同31.0%増)を予想。heart relationの完全子会社化により、親会社株主純利益は8億円(同2.6倍)を見込む。

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