そごう・西武は3日、新経営体制を発表した。新社長に、親会社である投資ファンドのフォートレス・インベストメント・ジャパンの劉勁(りゅう・じん)氏が4月1日付で就任する。同氏はフォートレスのマネージング・ディレクターで、23年からそごう・西武の代表取締役を兼任してきた。田口広人・取締役執行役員社長は取締役会長に退き、今後は主に渉外を担当する。
劉新社長は1984年6月生まれ、中国・内モンゴル出身。2010年に東京大学大学院を修了後、モルガン・スタンレーMUFG証券を経て12年にフォートレス・インベストメント・グループ・ジャパン合同会社に入社し、20年から現在までマネージング・ディレクターを務めている。
そごう・西武は23年9月、業績低迷を受け、当時の親会社であるセブン&アイホールディングスの構造改革によりフォートレス・インベストメント・グループに売却。劉氏は23年からそごう・西武の代表取締役として経営全般の監督や重要事項の意思決定を担ってきた。
劉氏は社長就任にあたり、「この間、当社は財務基盤を健全化するとともに、大規模改装、コスト構造の見直し、組織改革など、さまざまな経営構造改革を推進し、成長に向けた攻めの布石を着実に打ってきた」と成果を強調。「今後はこれまでの改革フェーズから一歩進み、明確に成長に向けて攻めるフェーズに入る。代表取締役社長として、より直接的に事業運営に関与し、意思決定のスピードを一層高めることで、諸課題の解決と企業価値向上を迅速に実現していく」とコメントした。
その他の主な役員人事として、ダヴィデ・セシア取締役執行役員副社長が取締役副社長に就任する。また、牧野伸喜・執行役員副社長を新たに取締役に選任し、取締役 執行役員副社長として、社長補佐と主に営業部門を担当する。