ファッション

ミラノ冬季五輪スタッフの多彩なユニホーム3選 「サロモン」「モンクレール」学生デザインなど

時差があるにもかかわらず注目が高まっているミラノ・コルティナ冬季五輪。競技への熱量はもちろんのこと、現地の演出やファッションもまた見る人の心を惹きつけている。世界的なブランドが多く生まれているイタリアならではのこだわりのデザインや華やかなコラボレーションは、大会を支えるスタッフたちのユニホームにも取り入れられている。その中から3つの事例を紹介する。

開会式で話題になった「モンクレール」のシルバーロングダウンドレス

2月6日(現地時間)の開会式で話題になったのは、シルバーカラーのロングダウンドレスに身を包み、氷を模した国名プラカードを手にした先導スタッフだ。このダウンドレスを手掛けたのは「モンクレール(MONCLER)」のレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOで、プラカードを持つスタッフのために初めて衣装をデザインした。「大変光栄なことだった。私にとって重要なのはその瞬間の感情とエネルギーを表現すること。衣装は意図的に豪華に仕上げ、オリンピックの雰囲気と、その魔法のような魅力の壮大さと華やかさを反映した」とルッフィーニCEOはコメントを寄せている。

ボランティア&組織委員会スタッフ着用ユニは「サロモン」とコラボレーション

オリンピック・パラリンピックに参加する2万5000人以上のボランティアスタッフや大会組織委員会スタッフが着用するユニフォームは「サロモン(SALOMON)」が手掛けた。約2年前からミラノ・コルティナ2026財団とのコラボレーションを開始し、50人以上の専門家やデザイナー、エンジニア、技術者が参加。あらゆる役割や都市部のミラノから山岳部のコルティナまでをカバーする気象条件に適した17の要素を見い出し、技術的な性能と視覚的なアイデンティティを融合させた40万点以上の部品を製造した。各ボランティアには耐候性と保温性に優れたアウトドアジャケット、屋内や穏やかな気候の日に最適なミッドレイヤーウエア、中綿入りタイプと軽量タイプのパンツ、帽子や手袋、バックパックなどを用意。シューズは「サロモン」のアイコニックなトレッキングシューズ“X ウルトラ 360 ミッド ゴアテックス”に特別なカラーリングを施している。

メダル授与式のスタッフが身を包む制服は若きデザイナーが制作

メダルセレモニーのスタッフがまとうユニホームは、若手の才能発掘とイタリアデザインを顕彰するミラノ・コルティナ2026文化プログラムの一環でコンペティションが行われ、ブレラ美術アカデミーの修士課程1年生によるグループが制作したデザインが選ばれた。1950年代のシルエットに着想を得たクラシックなイタリアン・テーラリングを踏襲し、イタリアの職人技や洗練された仕立て、控えめながらも漂う上質な華やかさを体現。優雅で深いブルーを基調にゴールドのディテールを添えたウエアに、南イタリアにルーツを持つ男性用バスコ帽などの伝統的なアクセサリーを合わせた。素材にはアルプスの環境やアスリートの動きに適したウールやニット、キルティングナイロンを取り入れ、防水性に優れたブーツを組み合わせ機能性と保温性を両立させている。

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