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「エディー・バウアー」、北米の運営会社が破産申請 日本の店舗は影響なし

「エディー・バウアー(EDDIE BAUER)」の北米における店舗事業を運営するエディー・バウアー合同会社(EDDIE BAUER LLC以下、エディー・バウアー)は2月9日、日本の民事再生法に相当する米国連邦破産法第11章を破産裁判所に申請した。同社はすでに担保付債権者と再建支援契約を締結しており、当面は営業を継続しつつ事業の一部もしくは全ての売却を検討する。情報筋によれば、同社の買収に関心を示している買い手が複数存在するものの、取引には破産裁判所の承認が必要となる。なお、今回の申請はECと卸、日本における店舗の運営に影響はない。

同社を傘下に持つカタリスト・ブランズ(CATALYST BRANDS)のマーク・ローゼン(Marc Rosen)最高経営責任者は、「当社の設立以前から、『エディー・バウアー』の小売事業は売り上げの減少やサプライチェーン上の問題など厳しい状況に陥っていた。ここ1年は、インフレ加速によるコストの上昇、(ドナルド・トランプ米大統領政権による)関税政策の先行き不透明感といったさらなる逆風に直面。商品開発やマーケティングの改善に取り組んだものの、数年来の課題を迅速に解決することができなかった」と語った。

「エディー・バウアー」も2回の破産申請

「エディー・バウアー」は、1920年に米シアトルで設立。創業者が68年に事業を売却して以来さまざまな会社が運営してきたが、2003年と09年に破産を申請するなど紆余曲折があり、21年5月には米ブランドマネジメント会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と、スパーク・グループ(SPARC GROUP以下、スパーク)が買収した。スパークは、ABGと米不動産投資信託会社サイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)が半々の出資比率で設立した合弁会社。

25年1月、スパークは米百貨店J.C.ペニー(J.C. PENNEY)と新会社カタリスト・ブランズ(CATALYST BRANDS)を設立。同社は「エディー・バウアー」に加えて、スパーク傘下の「エアロポステール(AEROPOSTALE)」「ノーティカ(NAUTICA)」「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」、そしてJ.C.ペニーを擁している。

2月には卸やECを別会社に移管

エディー・バウアーはABGとのライセンス契約に基づき、北米にある「エディー・バウアー」の200以上の店舗を運営。しかし、26年1月末頃から約40店が閉店セールを行っていたことから、破産が近いのではないかとの臆測が広まっていた。なお、2月初めには北米における製造、EC、卸事業がカタリスト・ブランズから別の運営会社アウトドア5(OUTDOOR 5)に移されている。

日本では伊藤忠がライセンス権を取得

日本では、「エディー・バウアー」は21年12月に全ての店舗とECなどを終了して撤退。22年に伊藤忠商事がABGと契約して日本市場における販売権とライセンス権を取得し、新体制で事業を行っている。

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