ファッション
連載 ビジネスリポート

バンドや90年代のプリントが魅力 ウィゴーで今春売れた古着は?(2026年3〜5月)

ファッションを語るうえでどんどんメジャーになっている古着市場では、どんなアイテムが売れているのか。大阪アメリカ村で古着店として創業し、下北沢などに古着専門店を構え、全国約30店で古着を扱うウィゴーに、今春(3〜5月)の売れ筋を聞いた。バントTシャツ、90年代Tシャツ、プリントスエットと、古着ならではのアイコンやグラフィックのプリントトップが上位を占めた。


春の全体傾向

商品面ではカットソーが好調で、スエットがイマイチ。今年の流れは気候とトレンドの変化などによるものと推測する。バンドTシャツを戦略的に販売するための十分な商品を確保、繁忙期に向けて販売店舗の拡大が好調に推移した。シーズン需要の切り替えとしてスエットからカットソーへの移行、その需要の切り替わりが早く売れ行きに変化あり。スエットは例年5月頃まで徐々に下降しながら売れていくものの、今年は4月以降想定よりも縮小した。

ファッション意欲の高い10代後半~20代前半のお客さまのトップスのサイズダウンが顕著。サイズ小さめを探す方、デザインよりも丈感やサイズ感を重視する方、サイズ小さいのが固まっている売り場はありますか?などの声が増えている。

30代、40代などの方はある程度スタイルが定着し、体格的な部分もあるため、サイズダウンが全ての年齢層に一気に広がるとは思えないが、近年の短丈人気、女性のコンパクトトップスなど、昨年よりも市場ではトレンド変化が見られる。

夏商戦の予測と取り組み

今年も全国的に高温傾向が続く中、猛暑日も増えると予測されており、消費者の方は買い物をするにも当然施設など涼しい場所を選ぶ傾向にあると考える。路面はまずは集客が課題で、客数を増やすためにセールを実施するお店も多いのではないかと推測。状況により地域内でのセールなどの対応は行いつつ、SC販路(催事含む)、EC販路も合わせて販売促進、「ウィゴー」の古着としては新規の方にまずは路面店舗の古着を認知してもらえるように取り組む。客層の変化(入れ替わり)も店頭で感じる部分があるので、改めて知ってもらうことが必要と考える。

夏の長期化も予測されているが、古着に関してはバリエーションが少ないため、中だるみしやすい時期の店頭鮮度をいかに作るか、端境期の対応、夏物消化のタイミング、秋の立ち上げに関しては慎重に取り組んでいく。

直近の夏商戦ではTシャツ、ポップアップなどの新規販路は積極的に獲得、路面店などでの販売促進を学生のお客さまが多い夏休み時期に行うなど、弊社特有の強みも合わせて行っていく。

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