
メルカリは2025年のトレンドを発表し、検索キーワードランキング、取引数急上昇アイテム、出品トレンドワードマップを公開した。
検索キーワードランキング1位は、2019年に香港出身のアーティスト、カシン・ロン (Kasing Lung)が生み出したキャラクター 「ラブブ」だ。24年にインフルエンサーの発信を機に人気が急上昇し、25年の新語・流行語大賞にノミネートする。「ポケモンや」や、「鬼滅の刃」「ちいかわ」「ワンピース」のキャラクターや漫画に関連したキーワードが多く入るほか、 “訳あり”が5位にランクインする。10位は、「ボンボンドロップシール」だ。SNS公式アカウントの総フォロワー数は21万人を超え、平成女児ブームを背景に人気の商品になる。
メルカリショップは物価高騰の対策として、りんご、みかん、きゅうりなど、農家直送の野菜や、果物が多く取引された。
取引数急上昇アイテムは、トレーディングカードが1位2位を占めた。名探偵コナンとVTuberグループ「ホロライブ」がランクイン。3位に「コサージュ」、8位に「ヘッドドレス」など、ウエディングの場面で活用するアイテムがランクインするほか、「学習テキスト」や「移動ポケット」など、子ども関連アイテムに加え、「洗濯ボール」や「パンツ」などの生活に関わるアイテムも増加傾向にある。
出品トレンドワードマップは、検索キーワードランキングと同じく「ラブブ」がトップに。続いて韓国の5人組ボーイズグループTOMORROW X TOGETHERの日本3rdアルバム「Starkissed」が挙がった。韓国アイドルグループの関連ワードは、「BURSTDAY」「BOYNEXTDOOR」「RIIZE」「ZEROBASEONE」「Hollow」など、上位10ワードのうち60%を占める結果になる。 また、ポケモンカードにおける高レアリティカードを表すSAR(スペシャルアートレアカード)や、ポケモンのアーケードゲームである「ポケモンフレンダ」といったIP関連も多く挙がった。