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アディダスとJFAが共同会見 南野&久保&中村選手とJI BLUEらが新ユニホーム姿で登壇

アディダス ジャパン(ADIDAS JAPAN)と日本サッカー協会(Japan Football Association、以下JFA)は11月10日、東京都内で「サッカー日本代表 2026」キャンペーン共同発表会を行った。

新ホームユニは、“HORIZON(水平線)”がコンセプト

オープニングに登場した宮本恒靖JFA会長は、先日発表されたサッカー日本代表新ホームユニホームについて「前作よりも軽く爽やかになり、早く走れそうな印象。(元日本代表キャプテンだったので)これまでは与えられて着る側だったが、初めて開発する側となり、世間の皆様にどのように受け止められるかワクワクして待っていた。ぜひたくさんの方に手に取っていただきたいし、実際に着て代表チームを応援してほしい」とコメント。また、萩尾孝平アディダス ジャパン代表取締役は、「アディダスは、2002年からサッカー日本代表のユニホームの開発に携わってきたが、今回も本当に長い時間をかけて開発を行った。アディダスの創設者であるアディ・ダスラー(Adi Dassler)の“最高のものを選手に届ける”という精神から、選手にとって最高の機能性を提供し、最高のパフォーマンスを発揮できることを第一に、選手の気持ちが上がるようなデザインにもなったと感じている」と語った。

続いて、サッカー日本代表新ホームユニホームの開発を担当したアディダス ジャパンの金子勝太氏が、今回のサッカー日本代表新ホームユニホームのコンセプトである“HORIZON(水平線)”をバックに登壇した。「各国のアディダスがユニホームで自国のDNAを表現する中、我々は島国を囲む青い海と空を由来とする“サムライブルー”、そして島国から見える景色の水平線を日本らしさのポイントとした。デザインのディテールでも、胸部から広がるグラフィックの太さやフェード具合、色味など、日本人らしい繊細な美しさを意識している」。また、歴代のサッカー日本代表ホームユニホームの中でも人気が高かった前作(「Y-3」コラボ)などとの比較については、「22年と24年が先進的なデザインで人気もあった分、同じ路線を続けるべきかどうか悩むこともあった。しかし、前回を上回ろうという気持ちはもちろんあるが、それよりも今作をいかに特別な存在にできるか。そして、これまでユニホームを買ってくださった皆様は、捨てずに保管していただいていると思うので、その中のひとつとして共存できるかに焦点を当てた」とコメントした。

新ホームユニホームを着用した3選手が登壇

そして、サッカー日本代表新ホームユニホームを着用したASモナコ所属の南野拓実選手とレアル・ソシエダ所属の久保建英選手、スタッド・ランス所属の中村敬斗選手が登場。それぞれ「ユニホームの発表は毎回、選手としてすごく楽しみで期待しているが、今回も僕の予想を超えてくるカッコいいデザインで気に入っています」(南野選手)、「毎回ユニホームのデザインは何選手かで予想し、僕も水平線のコンセプトを頼りに描いてみたが、実物は何倍もカッコよかった。僕がデザイナーではなくてよかった(笑)」(久保選手)、「僕も水平線をイメージしてユニホームを描いたが、デザインが少し似ていたのが嬉しかったし、個人的にアーチがかったデザインが好き」(中村選手)とコメントを寄せた。

また、アディダスジャパンのYouTube新企画「ノゾキミ」と連動する形で、「もっと先へ、最高の景色を見るために、今の自分に必要だと思うことは?」という問いに対しては、「『自分の限界を超える!』。ベスト16の壁を超えてその先にいく、まだ見たことのない最高の景色を見にいくには、自分自身のサッカー人生で最高の状態で迎えないといけない。そのためには、日々自分の限界を超える気持ちを持って試合や練習に臨むことがすごく重要」(南野選手)、「『実力』。シンプルだが運や勢いもW杯では大事とはいえ、結局のところ上にいこうと思ったら実力が大事だと思う。まだ半年以上あるので、僕を含めたみんなで切磋琢磨してお互いの実力を極限まで上げて、南野選手の言ったように自分の限界を超えていければと思う」(久保選手)、「『常に自己ベスト』。最高の景色を見にいくことを目標にやっているので、日々の練習や毎試合でベストを尽くしてプレーしていくことが大事」(中村選手)と答えた。

JO1とINIの12名によるスペシャルユニットJI BLUE

発表会の終盤には、グローバルボーイズグループのJO1とINIから選出された12名によるスペシャルユニットJI BLUE(ジェイアイ ブルー)が、サッカー日本代表「最高の景色を2026」のオフィシャルアンバサダーに就任することが発表された。JI BLUEに所属するのは、與那城奨(JO1)、西洸人(INI)、白岩瑠姫(JO1)、河野純喜(JO1)、佐藤景瑚(JO1)、田島将吾(INI)、髙塚大夢(INI)、後藤威尊(INI)、川西拓実(JO1)、金城碧海(JO1)、佐野雄大(INI)、池﨑理人(INI)で、ユニット名は「メンバーでたくさん話し合い、JO1の“J”とINIの“I”、そしてサッカー日本代表に受け継がれる“BLUE”をお借りして、JI BLUEという名前を付けさせていただきました」と白岩。また、西は「小さい頃からずっとサッカーをやっていて、部活にも入って『サッカー選手になりたい』と言っていた。それくらいサッカーに夢中だった身として、いちアーティストとして、アンバサダーという形でサッカーに携われることを誇りに思う」と喜びを露わにし、佐藤は「(アンバサダー就任決定を聞いて)目ん玉が飛び出たくらいびっくりして嬉しかった。このユニホームは、森保一監督にプレゼントしてもらったのだが、『僕いけるんかな?』と日本代表選手に選ばれたかと思ってしまった。それぐらい着てるとやる気が出る」と笑いを誘った。

最後に、JI BLUEを代表して白岩が「最高の景色を見るための最強の仲間がここにいる! 熱くなろう日本!」というメッセージを公開。「僕たちは、オーディション番組でたくさんの人に投票や応援をしていただいてデビューしたグループで、皆さんの支えに何度も救われて今がある。日本代表の皆さんにとって、僕たちも同様に応援して支えていけるグループになっていけたらと思うし、日頃から応援しているサポーターの皆様と力を合わせて世界一に向かい、頂きを目指してがんばりたい。そして、これから『もっとサッカー日本代表を熱くしていこう!』ということで、このメッセージを書かせていただいた」と言葉に込めた思いを明かした。

なお、JFAは本日から「最高の景色を 2026」の応援アクションとして「BLUE WING ACTION ~世界に見せよう、応援のチカラ~」をスタートした。“最高の景色を目指すサッカー日本代表に、最高の応援を届ける”をコンセプトに、サッカー日本代表のXとInstagramの公式アカウントへのリアクション数をはじめ、JFA公式アプリや日本各地のスポットから送ることができるメッセージなどの総計を応援アクション数として集計。その数が200万を達成した場合、2026年FIFAワールドカップの開催国のひとつであるアメリカのニューヨーク市街地で応援ムービーが放映されるという。

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