ファッション

「メゾン ミハラヤスヒロ」がブランド史上最大規模の旗艦店をオープン 店舗限定アイテムも

メゾン ミハラヤスヒロ(MAISON MIHARA YASUHIRO)」(以下、ミハラ)は11月14日、東京・神宮前にブランド史上最大規模の旗艦店をオープンする。店内の内装は、全体ディレクションを三原康裕デザイナーが手掛け、設計をインサイドアウト(Insideout ltd.)の久保寛人が担当した。全3フロアで構成されフロアごとに異なるコンセプトを展開する。オープンを記念して、同店限定アイテムや数量限定のアヒルの“あみぐるみ”を用意した。

三原は、「古くから神宮前に存在する建造物を、未完の状態にしたいという私のエゴからこの空間づくりは始まった。2023年10月に同ビルにオープンしたコンセプトショップ「裏」に続き、ここから「表」が始まる。ビルの外観や1つ1つの部屋を繋ぐ共用部分には手を加えず、あるいは削り出すことで建物がまとってきた“古さ”という時間の概念を残している」とコメントした。

限定カラーシューズと謎のアヒルも

オープン記念に、フットウエアシリーズ“オリジナル ソール スニーカーズ”の人気モデル3型から、限定カラーを5色ずつそろえた。価格はそれぞれ4万1800円だ。購入者特典には、突如「ミハラ」に加わった謎の緑のアヒル“レオン(LEON)”の“あみぐるみ”をプレゼントする。

異なるコンセプトの3フロア

フロア1階は“カウンター(COUNTER)”と名づけ、巨大な大理石のカウンターが存在感を放つ、ミニマルで象徴的な空間に仕上げた。サウンドシステムも設置し「ミハラ」にとって、音楽が重要なカルチャーであることを示唆する。

フロア2階は、“グラス(GLASS)”。ガラスの壁で仕切られた空間で、既存の窓と重なるレイヤーの狭間に商品が置かれ、空間とプロダクトの新たな関係性を提示する。ガラスに取り付けられたスピーカーが、光と音を重ね合わせ、視覚と聴覚が交差する体験を生み出す。

3階は“ウォール(WALL)”と名づけた。ベニヤ板で構成された温かみのある壁面が空間を包み込み、上品な居心地を演出。壁面上部をノコギリでラフに切り落とした処理が、“未完成性”を残し、空間に質感を与える。壁面に埋め込まれたスピーカーが、音と空間を一体化させ没入感を高める。

同ビル5階には、三原がディレクションを手掛けたニッチフレグランス専門店「ノーズショップ(NOSE SHOP)」もオープン。ヘリンボーンの床が緩やかな坂となり、視覚と平衡感覚に揺らぎをもたらす構成だ。「ノーズショップ」の直営店舗として、香りの奥深さに触れるフロアを用意した。

限定カラーシューズ一覧

ショップ詳細

◼️メゾン ミハラヤスヒロ 神宮前ビルディング
オープン日:11月14日
時間:12:00〜20:00
定休日:水曜日
場所:メゾン ミハラヤスヒロ 神宮前ビルディング
住所:東京都渋谷区神宮前 2-17-6 神宮前ビルディング

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