
明治大学発のファッションサークル「明治大学デザイン研究部(デケン、DE.KE.NN)」が、11月1日の学園祭「生明祭」でファッションショー「めぐる」を開催した。建築デザインを研究する団体として設立した当団体にはさまざまな趣味嗜好の学生が集い、現在はファッションやアートなどを含むデザイン研究部として活動を行う。
同団体の特徴は、古着アイテムをリメイクしたルック制作だ。廃棄される服が多い中、その服を新たなものへとリメイクし、循環させることから着想を経て、今回のショータイトル「めぐる」が決められた。代表の池田安喜さんは「私たちはファッションショーを生き物のように捉えています。生き物の生と死ーー新たなものが生まれ、死んでいき、また新たなものが生まれていく死生観を、このショーで表現したいと思いました」と語る。今回のファッションショーは、12月6日に行う本公演に向けたプレショーという形で行われた。
登場した合計13ルックのムードは多種多様だ。使用した素材もデニムやレース、着物など幅広く、どれも素材の持ち味を活かすよう
デザインしているように感じる。古着という限られた資源を使用していることもあり、個人がなるべく自由に好きなものを表現できるよう、あえてルック制作には規定を設けなかったという。
「夏休みぐらいからそれぞれが服作りを開始し、本番の2、3週間前からフィッティングやウォーキング練習を行いました。今回は本公演に向けてのプレショーという形で開催しましたが、思いのほか多くの人に来てもらえてうれしかったです。本公演ではルック数も増やし、演出も組み直すなどさらにクオリティーを上げて臨みたいと思います」。
■「明治大学デザイン研究部(DE.KE.NN)」2025 Fashoin show「めぐる」本公演

日程:12月6日
時間:第一幕/13:30開場、14:00開演、 第二幕/15:30開場、16:00開演
開場:PLAT SHIBUYA
住所:東京都渋谷区神宮前6-27-8 エムズ原宿B1階
応募フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSec0uy4DiloxmOQ0VmvF0JCVrv2x1tcTE_3KGQX9Rvu-BNCig/viewform
PHOTOS:RYOHEI HASHIMOTO