ファッション

「プーマ」が新シリーズ“ファスト-XP”を披露 体験型スペース「ニトロ ラボ」も限定公開

プーマ(PUMA)」は9月12日、体験型スペース「ニトロ ラボ(NITRO LAB)」を公開した。場所は、東京・南青山にある「プーマ ハウス トウキョウ(PUMA HOUSE TOKYO)」内。13日には、一般向けに限定公開される(応募受付は終了)。

「ニトロ ラボ」は、「ザ フューチャー オブ ファスト(The Future of Fast)」をテーマにした「プーマ」の最新ランニングシューズやそのテクノロジーを体感できるスペース。ブランド独自のクッショニング素材“ニトロ フォーム(NITRO FOAM)”を搭載した最新モデルなども試着でき、その履き心地を体験することができる。

さらに、特別設置した走行効率を測定するランニングマシーンも観覧できる。アスリートとの共同開発プロセスで実際に使用されているもので、一定の速度で走行しながら呼吸を計測し、“少ない力でどれだけ速く走れるか”を科学的に可視化するもの。最新モデル「FAST-R ニトロ エリート3(FAST-R NITRO ELITE 3)」も同装置を用いて開発され、社内外の研究機関での検証により、他社製品と比べて平均で約3%のランニングエコノミー(走行効率)が改善されたという。これはマラソン換算で約2分50秒のタイム短縮に相当する数値だ。

“ファスト-XP”5モデルを触って体感

「ニトロ ラボ」では、ロードランニングやトラック&フィールドに向けた新シリーズ“ファスト-XP(FAST-XP)”のコンセプトモデルも展示。既存のイノベーション技術を基盤に、これまでにない革新的デザインを取り入れた陸上用、ロード用、兼用の5モデルで構成され、それぞれを解体したパーツまで手に取って確認できる。

来日したロマン・ジラール(Romain Girard)=イノベーション部門グローバル・ディレクターは、「イノベーション都市、東京で『プーマ』の最新テクノロジーを体感できる『ニトロ ラボ』を披露できてうれしい。“ファスト-XP”はプーマのスピードビジョンを切り開く大きな一歩となる。私たちはアスリートの声を聞き、設計し、テストし、学ぶというサイクルを繰り返し、技術や性能を高めてきた。ぜひこの最新技術を体感してほしい」と語った。

また、プーマ ジャパンの井上緑斎社長は「2021年に“ニトロ フォーム”が誕生し、ランニング事業は大きく拡大した。近年は東京マラソンや箱根駅伝で『プーマ』のシューズを着用した選手が好記録を出すなど、その革新性が結果として表れている。今後もアスリートとともに、パフォーマンスを最大化する製品開発に注力していく」とコメントした。

9月13日に開幕した「東京2025世界陸上競技選手権大会」には、「プーマ」がサポートする150人の選手と17の代表チームが参加。男子棒高跳び世界記録保持者のアルマンド・デュプランティス(Armand Duplantis)選手、女子100mパリ五輪金メダリストのジュリアン・アルフレッド(Julien Alfred)選手、そして日本からは世界選手権2大会連続入賞の男子100mサニブラウン・アブデル・ハキーム(Abdul Hakim Sani Brown)選手の好記録が注目される。

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