ニュウマン高輪の後背地

ここはもともとJR東日本の車両基地でした。2020年には山手線・高輪ゲートウェイ駅を開業させています。しかし駅を作ったからといって、商業地でなかった場所に賑わいを作れるのか。すでにトラフィック（通行量）が約束されたターミナルの開発とは全く異なります。JR東日本のことですから綿密な市場分析を重ねているとは思いますが、ニュウマンのテナント各社は期待と不安が入り混じっていることでしょう。

高輪ゲートウェイシティは、東側の山手線と西側の第一京浜（国道15号線）に挟まれた縦長の立地です。一般的には山手線の高輪ゲートウェイ駅側を「表側」と捉えがちです。駅を利用して、人が集まるイメージでしょう。それ自体は間違いありません。ただ「裏側」と思われがちな第一京浜側こそ、商業施設のニュウマンにとっては重要な後背地なのです。