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特集 2030年代のファッション&ビューティ 第6回 / 全14回

「IP市場はまだ広がる」 2030年代には自動車に並ぶ輸出産業に

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PROFILE: 中山淳雄/リ・エンターテイメント社長兼エンタメ社会学者

中山淳雄/リ・エンターテイメント社長兼エンタメ社会学者
PROFILE: なかやま・あつお)1980年生まれ、栃木県出身。2006年、東京大学大学院で社会学を修了。21年にエンタメ専門の経営コンサル リ・エンターテイメントを創業。「エンタメビジネスの教科書」「クリエイターワンダーランド」「エンタメビジネス全史」「エンタの巨匠」「推しエコノミー」など著書多数 PHOTO : KAZUO YOSHIDA

IPビジネスが隆盛を迎えている。一等地の商業施設にキャラクターショップがオープンしたり、ラグジュアリーブランドがコラボを発表したり。国籍や年齢、性別を問わず、多くの人が店に足を運び、商品に手を伸ばしている。この光景は2030年代も見られるのか。エンタメ社会学者として活動し、企業や行政にIPにまつわる助言を行う中山淳雄氏に聞く。(この記事は「WWDJAPAN」2026年10月26日号からの抜粋です)

盛り上がるIP産業
その背景は?

WWD:そもそも、なぜ今IPが盛り上がっているのか。

中山淳雄氏(以下、中山):デジタル化の要因が大きい。アニメは2013〜14年ごろ、「クランチロール」や「ネットフリックス」など配信サービスを通じて世界に広がった。海外人気の高い「進撃の巨人」もそのころの作品だ。漫画もほぼ同時期の15〜16年ごろに電子版が普及した。

WWD:デジタル化で、何が変わったのか。

中山:グローバルへの広がりやすさだろう。かつて米国で見られる日本のアニメは、「ドラゴンボール」や「ONE PIECE」など一部の人気作だけだった。今は配信サービスを通じて、膨大な作品にアクセスできる。

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