ファッション

【スナップ】「バレンシアガ」の来場者は、黒のテーラリングやドレスとキャッチーな小物使いがカギ クチュールを着用する強者も

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、パリ・ファッション・ウイーク期間中の3月5日(現地時間)、2023-24年秋冬コレクションを発表した。会場となったルーヴル美術館と地下でつながったショッピングセンターのカルーゼル・デュ・ルーヴルにあるホールは、かつてはパリコレのショーにもよく使われていた場所。ショッピングセンターの入り口があるリヴォリ通りは、来場者やファン、そして彼らを撮影するフォトグラファーでごった返した。エンターテインメントとしてのファッションではなく服作りの本質にフォーカスした今季は、限りなくシンプルなショー空間を用意。セレブリティーやインフルエンサーのゲストも少なめな印象で、日本勢ではkemioやEmmaが姿を見せた。

 来場者の着こなしは、黒のオーバーサイズテーラリングやボディーラインに沿うドレスが中心となった。バッグは引き続き、チェーンタイプの“クラッシュ”やショルダーの“カゴール”、ワンハンドルの“アワーグラス”が人気。23年春夏のショーに登場したロンググローブと一体化したバッグや、アイコニックなバッグデザインを落とし込んだブーツも見られた。また、ジャケットとトレーンを引くスカートのデニムルックにヘルメットのようなフェイスシールドを合わせたり、ショーでキム・カーダシアン(Kim Kardashian)が着用した黒のボディースーツドレスにクリスタルがたっぷりあしらわれた“アワーグラス”をコーディネートしたり、「バング&オルフセン(BANG & OLUFSEN)」とのコラボによるスピーカー内蔵バッグを持ったりと、昨年7月に発表されたクチュールアイテムを取り入れたスタイルで来場する強者もいた。

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