ファッション

古着店「シカゴ表参道店」が閉店 周辺エリアの再開発に伴い

 原宿シカゴは、ラフォーレ原宿にほど近い神宮前交差点の一角の「シカゴ表参道店」(本店)を3月24日で閉店した。周辺エリアを再開発する「神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業」に伴うもので、同社が運営する原宿店、神宮前店、竹下店はこれまで通り営業する。今後、「閉店した表参道店に代わる新店の出店も予定している」という。

 シカゴ表参道店は1983年にオープン。ジーンズやスエットといったアメカジアイテムから着物まで幅広くラインアップし、低価格を売りとしていた。ビンテージウエアと共に現行ブランドの2次流通品を扱うスタイルの先駆けでもあった。またヤシの木とビーチをデザインしたネオンサインは原宿のランドマークだった。

【エディターズ・チェック】
四十路男子の僕にとって、シカゴ表参道店は“いつでもそこにあるもの”だった。田舎の中学生だった僕がドキドキしながらあの階段を下りると、そのたびに圧倒的な量の古着に迎えられた。ECなど考えられない時代であり、同級生からの“軍資金”を預かっては、Tシャツやカーゴパンツを買って“鈍行”に揺られて帰途についたものだ。

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