ファッション

「アンディフィーテッド」がNYのeスポーツチームとコラボ eスポーツはファッション業界のブルーオーシャンか

 「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」がニューヨーク初のプロeスポーツチーム「ニューヨーク エクセルシオール(New York Excelsior)」のチームジャージーを手掛けた。「ニューヨーク エクセルシオール」は、ゲーム「オーバーウォッチ(Overwatch)」のeスポーツリーグ、オーバーウォッチリーグでプレーする12のフランチャイズチームの1つだ。

 「アンディフィーテッド」はこれまでNBAのゲーム「NBA ライブ 18(NBA LIVE 18)」を制作・開発しているEAスポーツ(EA SPORTS)と協業したことはあったが、eスポーツに進出するのは今回が初めて。ジェームズ・ボンド(James Bond)「アンディフィーテッド」共同設立者は「今のスニーカーヘッズはコンピューターと共に育った世代で、子どもにとってビデオゲームは第2のスポーツ。俺の11歳の息子もゲームに夢中だ。これはただのトレンドではなく、大きな可能性がある市場だ。スニーカービジネスは日々進化している。毎日のように大量のスニーカーが発売されているが、消費者がどれだけのスニーカーを消費できるかがカギになっている。それで言えば今の8〜10歳が次なる消費者だ」と言う。

 同チームのマーチャンダイズと消費者向け商品開発部を率いるコレット・ガンジェーミ(Collette Gangemi)は「アンディフィーテッド」とコラボした理由を「eスポーツのアパレル商品は子どもっぽいものばかりだが、コラボでストリートウエアの要素を取り入れたかった。ニューヨークでコミュニティーを形成するには、買えば誰でもすぐに参加できるチームジャージーを強化する必要があった」と語る。

 ガンジェーミによれば「ニューヨーク エクセルシオール」のチームメンバーは全員韓国人で、スニーカーヘッズも多いという。「アンディフィーテッド」は2002年にロサンゼルスでスニーカーショップとして創業し、05年にオリジナルのアパレルラインをスタート。日本では06年に静岡に1号店をオープンした。現在、米西海岸で6店舗、日本で6店舗を運営しており、アジアでのプレゼンスを高めるべく年末までに香港と北京に新店舗をオープンする予定だ。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。