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マルベリー、4~9月期決算は売上高も赤字も横ばい 海外市場拡大を目指す

 マルベリー グループ(MULBERRY GROUP PLC)の2017年4~9月期決算は売上高が7457万6000ユーロ(約99億円)と前年同期からほぼ横ばいで、純損失も前年同期並みの34万8000ユーロ(約4628万4000円)だった。

 ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)=マルベリー最高経営責任者(CEO)は「海外進出の基盤は固まってきた。オンワードグローバルファッション(以下、OGF)と共同で取り組んでいる日本市場は好調で、現在5店舗を出店している」と述べた。同社は海外市場拡大に取り組んでおり、特に香港、中国、日本に注力した。10月には台湾の店舗を買収が完了する。現在中国にある3店舗の買収も進めており、18年3月までに完了する見込みだ。

 また、値下げをせずに正価で販売する施策は成功しており、米国最大級の年末商戦日「ブラックフライデー」にもセールは行わなかったという。さらに、新作の発表にも力を入れている。6月に発表した新作バッグ“アンバーリー(AMBERLEY)”は売り上げに貢献した。

 同社は限定アイテムなどを制作する“アルチザン スタジオ(ARTISAN STUDIO)”を立ち上げた。今後もバッグの50%を制作している英サマセットにある2つの工場に投資していく方針だ。加えて、アンドレッタCEOは顧客体験やキーとなる海外市場への投資を継続すると述べた。

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