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「時計でありアクセサリー」とオメガCEO レディス高級時計に変化の兆し

 「オメガ(OMEGA)」はレディス時計“トレゾア(TRESOR)”の新作を発表した。ダイヤモンドをセットしながら、クオーツムーブメントを搭載することでエントリーレベルの価格帯に収めた薄型時計だ。価格は、47万〜92万円。広告塔にはスーパーモデル、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の娘、カイア・ガーバー(Kaia Gerber)を起用した。

 オメガのレイナルド・アッシェリマン(Raynald Aeschlimann)社長兼最高経営責任者(以下、CEO)は、「新しい“トレゾア”は、時計でありアクセサリーだ。女性に興奮して欲しいし、身につけて欲しいし、時計を新しいアクセサリーのカテゴリーと捉えて欲しい。可能性は大きい。もしかすると、メンズ以上かもしれない」と話す。彼はアメリカでは、男性はムーブメントや機能優先で多様なスタイルを求めない傾向が強いのに対して、女性は色とスタイル、デザイン、それにテクノロジーの全てを欲すると続ける。「25年前の女性は、メンズと同じデザインの小さな時計を買っていた。でも今、女性は独自のデザインを求めており、独自の時計を欲している。ファッションの世界、そしてほかのラグジュアリー・マーケットと同じだ。もはやブランドは、必ずしも同じデザインの時計を男性用と女性用の2種類用意する必要なんてないのかもしれない」とアッシェリマン社長兼CEO。女性を購買まで導くには「エモーション」が欠かせないという。

 時計業界では、「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」や「ブレゲ(BREGUET)」「オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)」などもレディス市場の開拓を命題に掲げている。男性からギフトとして贈られるものではなく、女性が自分で選ぶ時計の開発を進めているのが特徴だ。