ビジネス

シャネルが新社屋を建設 点在している専門アトリエを1カ所に集約

 シャネル(CHANEL)はパリの北部、オーベルヴィリエの近くに新設する建物に専門アトリエの大半を集約する。デザインは有名建築家ルディ・リッチオッティ(Rudy Ricciotti)が手掛ける。2020年に完成予定で、地上5階、地下2階で、総面積は約2万5500平方メートルにおよぶ。

 ジュエラーのデリュ(DESRUES)、フェザーメーカーのルマリエ(LEMARIE)、刺しゅうのメゾン ルサージュ(MAISON LESAGE)などの専門アトリエは、現在パリや郊外のオーベルヴィリエやパンタンに点在している。また、専門アトリエはシャネル子会社のパラフェクション(PARAFFECTION)を通じて管理している。

 「オーベルヴィリエやパンタンにあるアトリエは飽和状態のため、最高の労働環境を整えるべく1カ所に集約することを決めた。これは新たな試みで、アトリエで働く人たちに大きく期待しているということと、メティエダール(フランス語で“手仕事”の意を持つ独自のコレクション。刺しゅうや羽飾りなど、職人技がふんだんに取り入れられている)に引き続き投資していくというに引き続き投資していくという強いメッセージでもある」とブルーノ・パブロフスキー(Bruno Pavlovsky)=シャネル ファッション部門プレジテントは集約の理由を説明した。

 建築家のリッチオッティは2006年にフランス建築大賞を受賞した建築家で、ヨーロッパ地中海文明博物館やルーヴル美術館のイスラム美術部門展示室を手掛けたことで知られる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。