ビジネス

コーセーがインドに現地子会社を設け、事業を推進

 「コーセー(KOSE)」は、インドの化粧品市場への進出に向け、当初予定していた現地の製薬メーカーとの合弁会社設立への基本合意を解消した。3月21日付の組織変更によって、今後はコーセー100%出資の現地子会社を設立する意向を固め、そこを拠点として事業を推進していく体制を整備していく。

 同社では、現地で上場している製薬メーカーのエルダー社との合弁会社設立を視野に入れ、2013年末を期限として具体的な協議を進めて来たが、一部の条件で合意に至らなかったこともあり、基本合意を双方合意のうえで解消した。合弁会社設立のため、13年10月に現地に設立された子会社に、今回の組織変更で新たに2人が赴任し、計3人体制となった。今後はこの子会社を中心として、インド市場に進出する。

 「インドは、中国に次いで、約12億人という世界第2位の人口を擁し、人口構成も25歳以下がその半数を占めるといわれる、若年層の多いピラミッド型。今後、化粧品市場も大きな成長性が期待でき、ここ数年でアジア圏では日本、中国に次ぐ第3位の市場規模になるといわれているため、進出への次なる一手を打つことに決めた。成長性の高い海外新規市場については、積極的に開拓に取り組み、グローバル市場における存在感の拡大を図りたい」と同社の広報部は語る。14年末までには、販路や商材、ブランドなどについて、具体的な進捗があると見られる。

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

原宿・新時代 ファッション&カルチャーをつなぐ人たち【WWDJAPAN BEAUTY付録:中価格帯コスメ攻略法】

「WWDJAPAN」4月22日号の特集は「原宿・新時代」です。ファッションの街・原宿が転換期を迎えています。訪日客が急回復し、裏通りまで人であふれるようになりました。新しい店舗も次々にオープンし、4月17日には神宮前交差点に大型商業施設「ハラカド」が開業しました。目まぐるしく更新され、世界への発信力を高める原宿。この街の担い手たちは、時代の変化をどう読み取り、何をしようとしているのか。この特集では…

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。