ファッション
連載 初心者のためのファッションロー相談所

初心者のためのファッションロー相談所Vol.13 「#KuToo」問題をファッションローの観点から考える

有料会員限定記事

 デザインの“パクリ”問題や口約束で受けてしまった仕事、著作権や商標権など、実はファッション業界と法律は密接に結びついている。法律を知らなかったことでビジネスに大きな影響や損害を与えてしまう可能性もある。一方で、「法律は難しくてよく分からない」と敬遠している業界人も多いのではないだろうか。そこで、弊紙記者が業界を代表してファッション業界に関係する法律(=ファッションロー)を専門とするスペシャリストたちに業界の悩みや疑問を相談していく。なお、「WWDジャパン」12月9日号では、みんなの疑問・不安に4人の弁護士が答えるファッションローを特集している。さて、ここでの今日のお題は?(この記事はWWDジャパン2019年8月5日号からの抜粋です)

このニュースが気になる!
議論が続く「#KuToo」問題 
2万近くの署名を厚労省へ提出

 グラビア女優でライターの石川優実が、当時勤めていたアルバイト先でパンプス着用を義務付けられていたエピソードをツイッターでつぶやいたことをきっかけに、職場でのパンプス・ヒール靴着用の強制に異議を唱えるハッシュタグ「#KuToo(クートゥー)」がSNS上で大きなムーブメントとして広がった。

 この運動に賛同する1万8000人の署名をオンラインで集め、6月に厚生労働省へ提出したことも大きな話題となった。現在も署名活動は続き3万人を突破している。パンプス着用を強制する問題はSNSで賛否両論巻き起こっているが、パンプスの着用を職場で強制することは法的にどんな問題があるのか。

この続きを読むには…
残り2688⽂字, 画像5枚
この記事は、有料会員限定記事です。
紙版を定期購読中の方も閲覧することができます。
定期購読についてはこちらからご確認ください。
最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

韓国ブランドの強さに迫る 空間と体験、行き渡る美意識

日本の若者の間で韓国ブランドの存在感が増しています。K- POP ブームが追い風ですが、それだけでは説明できない勢い。本特集では、アジアや世界で存在感を示すKブランドや現地の人気ショップの取材から、近年の韓国ブランドの強さの理由に迫ります。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

@icloud.com/@me.com/@mac.com 以外のアドレスでご登録ください。 ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。

メルマガ会員の登録が完了しました。