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イオンモール3〜8月期は最高益に 国内外の改装が奏功

 イオンモールの2019年3〜8月期は、売上高に相当する営業収益が前年同期比4.2%増の1610億円、営業利益が同18.3%増の292億円、経常利益が同5.3%増の251億円、純利益が同9.0%増の170億円で増益増収を達成した。いずれも過去最高となった。

 国内外で実施したリニューアル戦略が奏功した。経済成長率鈍化に伴い既存モールの売上高が減少傾向にあった中国では、蘇州新区店をはじめ4つの既存モールをリニューアル。デジタル技術を駆使した利便性の高いサービスや食物販を含んだライフスタイル提案によって、既存店売上高は2ケタ水準の伸び率を記録した。ASEANでは、14年1月にオープンし、ベトナム随一の規模を誇るタンフーセラドン店を増床リニューアルした。拡大するエンタメ事業のニーズへの対応を中心にMDやゾーニングを刷新した。ベトナムの既存モールの売上高は2ケタ超えの成長となった。

 国内の既存モールは、東浦和店や名取店をはじめ全19モールでリニューアルを実施。対象モールの専門店売上高は同6.7%増で、一定の成果が見られた。そのほか、家電などで発生した消費増税を見越した駆け込み需要なども相まって、既存モール全体の売上高も同2.5%増を記録した。

 今回の成果を受け、海外では今後、「成熟期を迎えた中国だけでなく、ベトナムを中心とするASEAN全体でリニューアルなどの活性化戦略に投資の軸足を移す」(吉田昭夫イオンモール社長)。日本でも新規モール出店を厳選しながら、投資効率の高い増床リニューアルに資源を投入する。