フォーカス

大人に向けたガーリーな世界観 北欧発「セシル バンセン」が急成長

 ふわっとしたエアリーなドレス、花柄のキルティングスカートやお菓子のようなビーズ刺しゅうを施したトップスなど、大人に向けたガーリーな世界観を提案するのがデンマーク・コペンハーゲン発の「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」だ。甘くドリーミーな世界観を持ちながらも、大胆に背中を開いたデザインや透け感のある素材を用いた、抜け感のあるスタイルが大人の心をつかんでいる。

 スタートから3年半と若いブランドだが、世界に86アカウントの卸先を持ち、日本国内ではドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA以下、DSMG)、伊勢丹新宿本店、ユナイテッドアローズ、トゥモローランド、ビームスなどの有力店で販売。ロンドンの「シモーネ ロシャ(SIMONE ROCHA)」や「モリー ゴダード(MOLLY GODDARD)」などの大人ガーリー層に並び、日本でもじわじわとファンを増やしている。2017年にはLVMHプライズのファイナリストに選ばれたほか、ショーを発表しているコペンハーゲン・ファッション・ウイーク(以下、CFW)では目玉ブランドの一つで、「セシル バンセン」目当てにウィークを訪れるバイヤーやジャーナリストも多いという。

 4月上旬、デザイナーのセシル・バンセンがDSMGのイベント「OPEN HOUSE」に合わせて来日した。イベントでは特別にコレクションの生地を使ったクッションカバーやミニカーテンを販売したなか、店頭に立って顧客と触れ合う時間を過ごした。

WWD:どのようにブランドをスタートさせた?

セシル・バンセン(以下、バンセン):ずっと自分のブランドを持つことを夢見ていたんだけれど、まずは経験を積むことが大切だと思って、コペンハーゲンでファッションを学んだ後、パリの「ジョン・ガリアーノ(JOHN GALLIANO)」でプリントとテキスタイルを担当した。その後、ロンドンでウィメンズウエアの勉強をして、ロンドンの「アーデム(ERDEM)」ではデザインチームで経験を積んだの。そうしてデンマークに帰ってブランドを立ち上げて、軌道に乗ったところ。コペンハーゲンはカジュアルな服を着る人が多いけれど、あえてフェミニンとクチュール的な要素を合わせたユニークな服を作りたいと思ったの。