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セーレンが女性のオーダー服を刷新 “在庫レスショップ”を高島屋新宿にオープン

 セーレンは、アパレルのデジタル生産システム「ビスコテックス(VISCOTECS)」を駆使したパーソナルオーダー対応の婦人服ブランド「ビスコテックス メイク ユア ブランド(VISCOTECS MAKE YOUR BRAND)」を刷新する。自社開発のテキスタイルのインクジェットプリンタを軸に、服のデザインから設計、生産まで自社で一貫生産する“世界初”の婦人服のパーソナルオーダー服ブランドを掲げ、2015年にスタートしていたが、思うように事業を伸ばせていなかった。

 リーバイスとトリンプの日本法人の社長を歴任した土居健人氏を昨年6月に執行役員として迎え入れ、リブランディングに着手。土居執行役員は「メーカーサイドからすれば無駄な物を作らず、消費者側からすれば自分だけの服を選ぶ時代。店頭には一切在庫を持たないため、販売員は接客に専念する。自社のブランドと店舗だけにこだわるわけではなく、従来のお取引先であるファッションブランドともこの店舗をきっかけにコラボレーションもしていきたい」という。

 リブランディングにより、ターゲットを改めて40〜50代の女性にフォーカス。3月1日には高島屋新宿店6階に約30平方メートルの新ショップをオープンした。高島屋新宿店の同ショップには試着用のサンプルのみが置かれ、基本的には店頭でオーダーし、店頭で受け取る仕組み。テキスタイルの柄や服のパターン、丈の長さなどを店頭で販売員のサポートを受けながらセレクト。店頭の大型サイネージに等身大の自らの姿を映して、バーチャル上で多彩な柄や服を選べるバーチャル試着も可能。試着室の鏡の裏も大型のサイネージになっており、お客によっては他人の目を気にせず、バーチャル試着ができる環境も整えた。

 ブランドのリニューアルに伴い、ドレス専門のブランド「アトリエ ケイスズキ」とコラボレーションしたアイテムもスタートしている。「最初は1着のオーダーあたり、接客に1時間をかける。一度オーダーしていただくことでリピーターになってもらうことが目的」という。購入のための支払い方法などは他の店舗と一緒で、自社のネット通販サイトとの連動も現時点では考えていないという。

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