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「ファクトタム」がデザイナーに会える店 代官山にアトリエ併設の旗艦店

 「ファクトタム(FACTOTUM)」は、東京・代官山に旗艦店「ファクトタム ラボ ストア(FACTOTUM LAB STORE)」を3月2日にオープンする。店舗面積は約60平方メートルで、メンズとウィメンズのアイテムを並べる。同ブランドは2018年2月に代官山の直営店を閉店し、移転先を探していた。

 新店は、店舗スペースの隣にアトリエを併設する。仕切りの一部分をガラスにすることで、来店客はアトリエの様子を見ることができる。アトリエで有働幸司デザイナーらが新しいコレクションを製作していたり、打ち合わせをしたりする現場を見せることで、実店舗でしかできない体験を提供する。

 新店の商品構成は、4つの“R”を軸に掲げる。シーズンの新作アイテムを“Release”、それらの着想源となった本や古着を“Respect”、デッドストックの生地や古着を複数の作家が不定期で再構築する“Remake”、キャリー品を染めたりカスタムしたりしてリーズナブルな価格で販売する“Revive”の“4R”で、店舗でしか買えないアイテムもそろえる。

 職場に店舗を併設するということで、有働デザイナーも店頭に立つ予定だという。「海外ではデザイナー自らが店に立つことも珍しくないが、東京ではほとんど見かけない。地方の受注会では顧客からのリアルな声が聞けて、それが新しい発見につながることもある。ブランドが好きで来店してくれた人と、いろいろ話してみたい」と積極的だ。

 「ファクトタム」は04年に設立し、今年で15周年を迎えた。17年にはセレクトショップのステュディオス(STUDIOUS)を運営するTOKYO BASEと資本提携を結び、渋谷・原宿エリアへの出店を予定していた。しかし18年にTOKYO BASEから自社株式を大幅に買い戻したことで計画は白紙に戻り、ブランドの原点である代官山に再出店することになった。「15年前から時代も環境も変わり、今はモノが溢れている。だからこそ、一つのアイテムが出来上がる過程や、多くの人が関わっている様子を新店では見てもらいたい。ブランドとして、モノ作りを大切にしている姿勢をあらためて伝えたい」。

■FACTOTUM LAB STORE
オープン日:3月2日
時間:12:00〜19:00
定休日:火・水曜日
住所:東京都渋谷区恵比寿西2-17-16 代官山TKビル 1F