ファッション

「カルティエ」のコンビニ「カルチエ」潜入レポ “コンビニごはん”でテンションMAX

 突然ですが皆さ〜ん。今までコンビニで買った一番高いものってなんですか?僕は……なんだろう?振り込みやコンビニ受け取りの通販、店内端末で申し込んだチケットなどを除けば、すっかり忘れた“お年賀”としてせんべいの詰め合わせ(3000円)を買ったのが最高かもしれません。コンビニに並ぶ商品だけを買って数千円を支払う、なんてケースは、かなりレアです。

 でもこの週末は、クレジットカードを取り出し、「一括で」とお願いして“コンビニごはん”に7298円を支払ってまいりました。「カルティエ(CARTIER)」が21日、表参道に期間限定でオープンしたスペシャルなコンビニ「カルチエ」でのお話です。

 すでに「WWD JAPAN.com」の記事を読んでくださった方はご存知かと思いますが、そうじゃない皆様は、「え?なんで『カルティエ』がコンビニ?」と思うことでしょう。

 それは、秋に新作も登場した「カルティエ」のジュエリー・コレクション“ジュスト アン クル(JUSTE UN CLOU)”のイベント。日常にありふれた釘をスペシャルなジュエリーに昇華させた“ジュスト アン クル”の魅力を伝える場として、日本人に最も日常的な存在のコンビニをスペシャルにしてみたら……?そんな遊び心から、“ラグジュアリー・コンビニ”の「カルチエ」は誕生したのです。その商品については、下のリンクをクリックしてみてください。赤坂の有名店「TAKAZAWA」のシェフによる新感覚コロッケ(オシャレ!)や、白金台の「Tirpse」の元シェフによるエナジーバー、予約の取れない有名店の予約チケットを入手できるカップラーメン(5400円、税込。以下、同)など、ゴイス〜です。

 ウェブではすでに、その見どころ(食べどころ?)をたっぷり紹介していますが、コレは、行ってみなくちゃ始まらない!そこで早速、表参道にGO!というワケでこのコラムは、「で、実際買ってみた」&「で、実際食べてみた」というレポートコラムですw。

 「カルチエ」は表参道の喧騒からちょっと離れた裏通りにひっそりと佇んでいます。イエローゴールドの“ジュスト アン クル”みたいに、ピッカピカのお店が見えたら、そこが「カルチエ」。店員は黒いポロシャツにエプロン姿と、「カルティエ」のブティックではまずありえない姿です(笑)。

 中に入ると、そこは本当にコンビニでした。入口から左に曲がるとコピー機と雑誌のコーナーがあって、正面がレジ。ちゃんと新聞ラックもあって、「WWDジャパン」が「カルチエ」を特集した号外が並んでいます。まるで「WWDジャパン」が「東京スポーツ」や「夕刊フジ」「日刊ゲンダイ」になったみたいです(笑)。で反対側には手前に日用品、そして奥にフード、一番突き当たりにアイスのコーナー。その奥には、電子レンジをディスプレイに見立てたアート作品もあります。壁一面の黄金のドリンクは、残念ながらフォトジェニックなインスタレーション。アルコールの販売は難しく、フードと一緒にジュースやコーヒー牛乳を販売するにとどまりました。残念!本当なら、極上スイーツをアルコールと一緒に楽しみたかったw!

 早速、お買い物スタート!です。買い物カゴは、まさに“ジュスト アン クル”のようなゴールド仕様。そこには“ジュスト アン クル”同様、1970年代に生まれたフォントで「カルチエ」の文字が刻まれています。「カルティエ」のジュエリーや時計は、恐ろしくて買い物カゴにポンポンと入れられないけれど、391円の“おにぎらず(ビビンバ味)”や518円の“のり巻き(イカスミパエリア味)”、843円の“角煮バーガー”、900円の“コーヒー牛乳(生乳68%)”なら、買い物カゴに入れられます(いや、1万800円のマンゴータルトを筆頭に「カルチエ」の商品だってポンポンとは入れられませんがw)。

 結果、お買い物は上述の通り11点で7298円!なぜかレジの表示を写メってしまい、再びレシート&「カルチエ」のレジ袋をカメラに収めてしまいます。レジの店員さんによると、「皆さん、ここでレシートの写真を撮られます(笑)」とのことでした。

 さぁ、会社に戻って、早速編集部みんなで“実食”です!トリュフが香る“コロッケ(748円)”を食べた後輩は、「今年、一番高い食べ物かもしれない」と話し(んなワケないw)、金箔がいっぱいのドーナツ(1080円)を食べた記者は「金箔の味はしない」と報告してくれ(そりゃそーだ)、“おにぎらず”と“のり巻き”を渡した女性記者2人はそれぞれを1個ずつシェア。確かに贅沢ではありますが、とっても楽しいです。ありふれた釘をスペシャルに昇華させた“ジュスト アン クル”同様、「コンビニご飯を買う」という、ど〜ってことない日常が思い出になりました。なるほど、「カルティエ」のコンビニ「カルチエ」は、単なるウケ狙いとかSNSでバズるための企画ではなく、“ ジュスト アン クル”を身につけた時の高揚感を疑似体験するイベントなんですね。

 そして、これだけコミュニケーションが盛り上がったのも、大きなポイントです。以前、デザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は、「ラグジュアリーなファッションとは、コミュニケーションが生まれる洋服のことだ」と教えてくれたことがありました。みなさん、最高の素材や素敵なデザインの洋服を着ると、「ねぇねぇ、素敵でしょ〜」って話しかけたくなりませんか?反対にそんな人をみると、「どこで買ったの?」とか「触っていい?」とか図々しければ「着てみていい?」とやっぱり話しかけたくなります。こんな風にコミュニケーションが生まれるのが、ラグジュアリー。その意味で「カルチエ」の“コンビニごはん”は、コミュニケーションをもたらしてくれる“ラグジュアリーごはん”だったのです!

 店舗の2階では、実際“ジュスト アン クル”を身につけることができます。ということで「カルティエ」の時計“サントス デュ カルティエ(SANTOS DE CARTIER)”を愛用している僕の手元に、“ジュスト アン クル”の新作と、以前から展開中のブレスレット、それに指輪をオン!してみました。

 「お〜〜〜」!

 やっぱり、めっちゃテンションが上がりますw。そのテンションは、やっぱり「カルチエ」の“コンビニごはん”以上(笑)!“ジュスト アン クル”の新作は細身ゆえ、これまでのジュエリーの半額以下です。指輪なら10万円台!ん〜、次のボーナスで買っちゃうかも!

最新号紹介

WWD JAPAN

コロナ禍の現地取材で見えた“パリコレ”の価値 2021年春夏コレクション続報

「WWDジャパン」10月19日号は2021年春夏コレクションの続報です。コロナ禍でデジタルシフトが進んだコレクション発表ですが、ミラノとパリではそれぞれ20ブランド前後がリアルショーを開催。誰もがインターネットを通じて同じものを見られる今、リアルショーを開催することにどんな意味があるのか?私たちはリアルショーを情熱の“増幅装置”だと考え、現地取材した全19ブランドにフォーカス。それぞれの演出やクリ…

詳細/購入はこちら